レノボのゲーミングノートLegion 7 16IAX10をご紹介します。最近増えてきてはいるものの、とはいえ珍しいホワイトカラーのゲーミングノートPC、Legion 7i Gen 10。直販価格は44万4840円~[税込]で、レビューした最上位構成モデルは52万4095円[税込]と、結構高価なノートの実力に迫っていきます。(※価格は2026年4月14日現在)
※本稿はLenovoの提供でお届けします。 GPUはNVIDIAのミドルクラスGeForce RTX 5070 Laptop GPUで、CPUはインテルが2026年1月の頭に発表したCore Ultra シリーズ3のCore Ultra 9 275HX(24コア/24スレッド、最大5.4GHz)を搭載。
メモリ容量は32GB、ストレージは1TBのSSD搭載。大抵のPCゲームがWQHD以上で快適に動作するスペックを持っています。従来のデスクトップ並みのマルチな処理性能を有し、ゲームにおいても高いパフォーマンスが期待できます。

まずはゲームプレイの性能をチェックしていきましょう。今回は『アークナイツ:エンドフィールド』、『モンスターハンターワイルズ』、『Battlefield 6』にて検証してみました。計測方法と評価軸についてはファミ通.com独自に実施しているものです。
※2026年4月に計測。
※搭載ディスプレイを越える解像度でプレイ可能な場合は外部モニターに出力して計測。ゲームプレイインプレッション
『アークナイツ:エンドフィールド』
『アークナイツ:エンドフィールド』は、武陵城の方興街での移動時と白亜・アンゲロミラとの戦闘時のフレームレートを測定。検証時の設定は以下のとおりです。
- 解像度:4K(3840×2160)
- グラフィックプリセット:最高
- アップスケーリング:品質優先
- マルチフレーム生成:x4

視点はつねに移動する先に合わせて計測。遠方に建物などがあると、描画が重くなります。武陵城は遠方に建物が見えたりする場所も多く、流動的な水が流れる水路もあって、四号谷地よりは重いので絶好の検証ポイント。

攻撃エフェクト時は、多少フレームレートに動きがありますが、比較的フレームレートは安定しています。
移動時は平均156.5fps前後と高いフレームレートで動作。ボス戦はエフェクトが多いため移動時よりは重く、平均147.3fps前後とやや平均フレームレートは落ちましたが画面のカク付きもなく快適です。
『アークナイツ:エンドフィールド』は、比較的負荷が軽めなタイトルではありますが、平均フレームレートよりは最低フレームレートの方が重要です。最低フレームレートが50fpsを切ると、画面のカク付きが感じられるようになり、人によっては画面酔いすることも。
そのため、マルチフレーム生成を使ってフレームレートが高い場合、最低フレームレートが60fpsを超えていることを最低条件にするとよさそうです。
2026年1月にリリースされた『アークナイツ:エンドフィールド』が4Kで楽しめるので、こういった3DのアクションRPGのジャンルは高画質で十分に遊べそうです。
『モンスターハンターワイルズ』
移動時と狩猟時のフレームレートをNVIDIAのフレームレート測定ツール“FrameView”にて、それぞれ60秒間×3回測定。検証時のゲーム設定は以下の通りです。
- 解像度:4K(3840×2160)
- グラフィックプリセット:ウルトラ
- アップスケーリング:クオリティ
- レイトレーシング:高
- フレーム生成:x4
移動時のフレームレート測定にはフリークエスト“あまねく大地女王を擁し”、狩猟時のフレームレート測定はフリークエスト“這いずる焔”にて実施しました。

“緋の森”は、木々が生い茂っていて流体の動きもシミュレートする水辺があり、ほかの場所よりもフレームレートが落ちやすくなっています。

ヌエグドラ狩猟時のフレームレートを測定しました。
『モンスターハンターワイルズ』は2026年2月18日配信のアップデート(Ver.1.041)でビデオメモリの使用量が大幅に改善され、高負荷時の設定では動作が軽くなってフレームレートが向上しました。
そのため、4K高解像度の最高画質の設定でも、移動時のフレームレートが平均83.4fps前後、戦闘時も85.2fps前後と高いパフォーマンスでした。
『Battlefield 6』
『Battlefield 6』では最大64人(32対32)で戦う大規模戦闘の“コンクエスト”と、キャンペーンの冒頭でのフレームレートを測定。検証時のゲーム設定は以下のとおりです。
- 解像度:WQHD(2560×1600)
- グラフィックプリセット:最高
- アップスケーリング:クオリティ
- マルチフレーム生成:x4

キャンペーン冒頭の車両で撃ち合うシーン。爆撃や、煙が出ているシーンでは、瞬間的にフレームレートが落ち込むことも。

コンクエストは、マップによって多少フレームレートが上下するが、キャンペーンよりは高め。
キャンペーンのシーンはわりと重く、平均137.7fps前後と戦闘時よりもやや低いものの、120fpsを超える滑らかな動きでプレイできました。コンクエストでは平均152.8fps前後と高く、240HzのLegion 7 16IAX10のリフレッシュレートを活かせるだけの高いフレームレートで快適にゲームが楽しめると言えそうです。
デスクトップ並のスペックを持ち運ぶ
ここからはLegion 7 16IAX10のハードとしての性能に迫っていきましょう。
注目したいのが薄型設計。最も薄い部分の厚みが15.9ミリとゲーミングノートPCとしては薄いデザイン。本体重量も約2キロ(実測で1962グラム)と16インチとしては軽めなスタイリッシュなデザインも特徴となっています。デスクトップPCに引けを取らないスペックでありながら、薄くて持ち運びやすいのです。

実測では若干2キロを割っていました。

シンプルなデザインですが、ホワイトカラーでスタイリッシュな印象。天面の中央には“LEGION”と、同社のブランドロゴがあるのみのシンプルなデザイン。ロゴのOの文字が象徴的なフォント。
OLEDパネルでリフレッシュレートは240Hz
ディスプレイは解像度がWQXGA(2560×1600)のOLED(有機EL)で、アスペクト比16:10と縦に少し長くなっています。

Legion 7 16IAX10のディスプレイは広色域で、視野角も高い。
光沢があるグレアパネルのため、発色が鮮やかで動画や写真、ゲーム用途には好適です。一方で、映り込みがあるためビジネス用途では、やや気になる人もいるでしょうが、その点は好みが分かれるところでしょう。
リフレッシュレートは240Hzと高く、ゲームプレイ中のティアリングやスタッタリングといった画面のカク付きなどを抑えるNVIDIA G-SYNCに対応しています。

キーボードのバックライトは、専用ソフトウェアでエリアごとに色を変えることもできます。
パフォーマンスモードで赤く光る!
レノボのゲーミングブランドLegionのPCにプリインストールされているLegion Spaceでは、PCのパフォーマンス設定が行なえます。デフォルトではバランスに設定されていて、給電中であればより高い性能が出せる“パフォーマンス”が選べます。電源ボタンの“O”のマークは白色から赤色に変化します!

パフォーマンスに設定され、高い性能になっているかは、電源ボタンのLEDの色で判断できます。カッコイイ!
インターフェースには高速データ転送可能なThunderbolt 4を搭載。Thunderbolt 4の転送速度は40Gbpsで、USB 3.2 Gen 2 Type-Cは10Gbpsと比べるとかなりのスペックです。

右側面。最近の薄型ノートPCだとマイクロSDカードスロットしかない場合が多いが、フルサイズのためSDカードを使用するカメラを使う人などには吉。

左側面のUSB Type-Cポート。左側が高速データ転送可能なThunderbolt 4で、右がUSB 3.2 Gen 2 Type-C。

背面にはHDMIポートと電源コネクタを搭載。HDMIポートはHDMI2.1。
USB Type-C映像出力ポートを持つディスプレイと、USB Type-Cケーブルで接続した場合、映像出力はThunderbolt 4、USB 3.2 Gen 2 Type-Cどちらでも可能でした。
サイズが16インチと大型なため、宅内需要がおもな用途になりますが、薄型のためかLANポートを備えていません。有線接続したい人はノートPCのポートを拡張するLANポートを備えるドックを活用しましょう。
また、ディスプレイの上部のやや飛び出した部分に500万画素の赤外線カメラを搭載しています。この飛び出した部分は、ノートPCを開く際に指にかかりやすく、開きやすいといったメリットもあります。

カメラは一般的。起動時に顔認証が可能なWindows Helloに対応。

ワンハンドでオープンできます。
高スペック構成でAAAタイトルも快適に動作!
Legion 7 16IAX10は、GeForce RTX 5070 Laptop GPUとインテルのCore Ultra 9 275HXを備えることで3D CGの作成、高負荷なAAAと呼ばれるPCゲームも快適にプレイできる性能です。
240Hzと高リフレッシュレートでWQXGAと高解像度なディスプレイ。応答速度も速いOLEDのため、FPSやレースゲームなども、高いフレームレートの滑らかな動作でプレイできます。
昨今のメモリの高騰で、この構成だと記事執筆時点で52万円台と高価なのと、有線LANポートがない点を気にする人はいると思いますが、性能は文句なし。16インチとしては薄型・軽量で、持ち運びもできなくはなく、クリエイティブ作業でも活躍する1台と言えるでしょう。
