後のシリーズに影響を与えた大発明“オトモアイルー”

『モンスターハンターポータブル 2nd G』(以下、『MHP 2nd G』)は、カプコンから発売された狩猟アクションゲーム。2007年2月22日に発売され、マルチプレイブームを巻き起こした『モンスターハンターポータブル 2nd』のパワーアップ版に当たる作品だ。
前作の段階ですでに大ヒットを記録していたが、間髪入れずに本作を発売したことでゲームファンのあいだでは空前の『モンハン』ブームへと突入していった。当時、みんなで膝を突き合わせて遊んだという人もかなりいるのでは?
筆者も週刊ファミ通編集部の連中と朝まで狩りまくったし、週末ともなれば徹夜して土曜の夕方くらいまで遊んだこともある。たまに、ゲームクリエイターさんや芸人さんが『MHP 2nd G』目当てに編集部まで遊びにくるなんてことまであった。そのくらいみんながマルチプレイに夢中だったのをよく覚えている。


テレビCMでは、次長課長の井上さん(前作のプレイ時間:643時間)、笑い飯の西田さん(349時間)、麒麟の川島さん(181時間)、なかやまきんに君(初心者)といった面々がワイワイ遊んでいるのが楽しそうで印象に残っている。いまではおなじみとなったフレーズ「一狩りいこうぜ」が使われるようになったのもこのCMからだったと思う。
目玉となったモンスターは、何と言っても本作が初登場となった迅竜(じんりゅう)“ナルガクルガ”だろう。パッケージにもカッコよく描かれていて人気も高いモンスターだ。暗色の体毛で身を包んだしなやかな体を持ち、素早い動きで相手を翻弄。両腕にある刃翼や長い尻尾を使ったトリッキーな攻撃に悩まされたプレイヤーも多いはず。筆者は大ダメージの“尻尾ビターン”で何度も乙ってしまった記憶がある。ほかにもヴォルガノスやヒプノックといったモンスターがPC版『モンスターハンター フロンティア』から移植・参入するというのも新しい登場のしかただった。


モンスターを攻撃してくれたり、プレイヤーを回復してくれたりと何かとハンターをサポートしてくれる心強い相棒“オトモアイルー”は『MHP 2nd G』で初採用された。以降のシリーズにも大きな影響を与えていて、作品ごとに特色は異なるものの、いまではなくてはならない存在なのは間違いない。
敵の攻撃対象が分散されるという大きな利点があり、モンスターの隙を突ける機会が多くなる。そのためソロプレイヤー、取り分けガンナーにとっては最高の相棒となったのではないだろうか。まあ、たまにジャマをすることもあるが……。



2008年11月6日に配信されたプレイステーション3(PS3)用アプリ“アドホック・パーティー”を介すことで、遠く離れた場所のハンターたちともひと狩り行けるようになったのは便利だった。外では膝を突き合わせて遊び、家では“アドホック・パーティー”を利用してマルチプレイに興じるなんて人もいた。
筆者は編集部の連中とはすぐに遊べたが、リアルの友だちとはなかなか会えなかったのでこれを利用してよく遊んだ思い出がある。“アドパ”の登場が少々時期外れだったこともあって『モンスターハンターポータブル 3rd』のほうで初めて利用した人も多そうだ。とまあ、昔を思い返してみるとマルチプレイで遊ぶのにもひと苦労だったことを思うと、技術の進歩が本当にありがたく感じる今日このごろ。
シリーズ最新作は、2025年2月28日に発売された『モンスターハンターワイルズ』。対応機種はプレイステーション5(PS5)、Xbox Series X|S、PC(Steam)となっている。




















