【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第82回

【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第82回

世界中に眠る巨神の数は52体

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 作中でマエストロが説明していますが、もう少し解説しておきますね。(説明しないとわからないことを)

 べつに覚える必要も無い情報ですが、本作の世界観の背景にあるものとして説明します。

 この世界に存在するティタノマキナと呼ばれる巨神は全部で52体です。

 かつての戦争はこの52体の破壊兵器によるもので、そのどうしようもない戦争を目の当たりにしたジュノが人類をリセットすることを決断したのでした。

 (これから登場する)ヘルヘイムは正確には古代兵器ではなくジュノとティタノマキナを繋ぐ通信機のようなものなんです。

 中に広大な異次元空間が広がっているのは、それを可能とするための質量を有するためです。

 なんて説明されてもなかなかピンとこないですよね。

 これらの設定は15年前の『
Solatorobo それからCODAへ』の開発時に作った世界観設定です。

そもそもヴァナルガンドはベルマンの巨神

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 これもなかなかピンとこないとは思いますが、『戦場のフーガ』の作中というか『1』と『2』に登場したヴァナルガンドという巨神兵器(ティタノマキナ)は元々ベルマン(かつてのドイツ)が所有していたものなんです。

 だからハクスはヴァナルガンドのことを“喪われた神”と呼んでいたわけですね。

 なので『1』におけるベルマン軍のハクスによるガスコ侵攻は、もともとベルマンが所持していたはずのティタノマキナを回収に来た、ということなんです。

 で、もともとガスコ(かつてのフランス)にはラーレスとレムレスという2体のティタノマキナが眠っていて、それらが地下にあることは『1』の中でも表現されていました。

 本作から700年後が舞台となっている『Solatorobo それからCODAへ』に登場するラーレスとレムレスと同じ巨神です。

 現在の時間軸ではガスコに3体もの巨神が眠っているということになります。

 マルトたちは意識せずとも、とんでもない国(場所)で生まれ育ったということになります(かわいそう)。

目覚めたマルトにワッパが銃を突きつける

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 たぶんいちばん意味が分からないのはマルト本人ですよね。

 これからもっと大変な目にあうことになりますが(かわいそう)。

 この小屋はゲームには登場していません(というか、この展開自体がマンガ版オリジナル)ので、今回のエピソードを描くにあたって足立先生と相談しながら、小屋のボロボロさ加減といった設定などを決めていきました。

 どうしてもラストは見開きで表現したかったので、壁に穴をあけて斜めに光が差し込むという指定を打ち合わせの中でさせていただきました。

 やはり足立先生はベテランマンガ家だけあって、多くを語らずともすぐに理解してくれて一発でこの絵が上がってきたときは感動しましたね。

 さて、単行本の区切りとしてはこの82話までになりますので、次回は82.5話になります。

 例によって私がネームを切りました。

 『アッシュ外伝』の続きになります。

 お楽しみに!

編集部コメント

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 マンガのオリジナル展開が続いているので、今後どうなるのか気になりますね。そして、来週は『アッシュ外伝』の続きになるとのこと。前の話はこちらになりますので、次回のマンガを読む前にチェックしてみてください。

 次回、第82.5話は、2026年3月3日(火)に掲載予定です。

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