敵をプレイヤーに注目させるシステム“ギャザリング”がおもしろい
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『THE LAST STORY』はスクウェアを退社してミストウォーカーを立ち上げた坂口博信氏による任天堂発売タイトル第2弾。タイトルは『ファイナルファンタジー』と同様に“これが最後でも後悔しない”という意味が込められています。
社長が訊くでも語られているとおり、坂口氏が『ファイナルファンタジーV』以来、ゲームディレクターとして約18年ぶりに采配を振るったタイトルになります。音楽は『ファイナルファンタジー』シリーズで有名な植松伸夫氏で、キャラクターデザインは『ドラッグ オン ドラグーン』シリーズで知られる藤坂公彦氏。
本作の主人公は幼いころに盗賊団の襲撃によって身寄りを失い、傭兵団に所属することになった青年のエルザです。傭兵は余裕のある生活とは程遠く、エルザたちは地位や生活が保障されている騎士になることを目標として生活していました。そんななか、騎士になるチャンスを得るために訪れたルリ島にてアルガナン家のお嬢様であるカナンと出会う……というストーリー展開です。
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印象的だったのは傭兵団のリーダーであるクォーク。騎士から迫害を受けて名声と権力に固執するようになってしまう人物ですが、石塚運昇さんの名演もあって心に残っています。一度は騎士という存在に絶望したエルザが、それでもなぜ自分が騎士になろうとしていたのかを思い出し、暴走するクォークと対峙する展開はいい意味で王道でアツかったです。石塚運昇さん演じるクォークもいいですが、エルザを演じる主演の宮野真守さんの芝居もすばらしかった。
仲間キャラクターに関しては折笠富美子さんの演じるヒロインのカナンはもちろん、傭兵団のムードメーカーで豊口めぐみさん演じるセイレンも好きでした。藤原啓治さんの演じる軟派なジャッカルとは犬猿の仲ですが、だんだんとふたりが異性として惹かれ合っていく姿をラブコメ好きな自分はニヤニヤしながら見ていましたね。
バトル部分に関してはリアルタイムで進行するRPG。敵にはヘイトのようなものがあり、強力な火力を持つ魔法を詠唱している魔法使いを優先的に狙ってきます。主人公はこのヘイトを強制的に自分に向かせることができる“ギャザリング”という能力を持っており、詠唱の時間を稼ぐのが戦闘のカギになってきます。
ギャザリングはボタンひとつで発動することができ、仲間の詠唱時間が短くなるほか、発動中にプレイヤーの攻撃が当たるとダメージ量に応じてHPが回復したり、“ギャザリングバースト”という強烈なカウンターを放つこともできたりしました。この“ギャザリング”で戦場をコントロールするシステムはほかのRPGではなかなか体験できないもので楽しかったです。植松伸夫氏によるすばらしい戦闘BGMも気分を高めてくれるポイントでした。
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本作は移植されていないので、プレイするにはWiiを用意する必要があります。準備はちょっとたいへんですが、坂口博信氏の作品が好きだけどまだプレイしたことがないという人はぜひ遊んでみてほしいです!













