最弱主人公がもはや強烈なアイデンティティ
もともとはアメリカのPCゲームを原作とし、アイレムが移植・大胆なアレンジを行い、非常にシビアな元祖“死にゲー”(!?)として生まれ変わった。

あまりにもミス判定がきびしく、とにかく主人公がすぐ死ぬのが有名。しかし、そのシビアさが逆にウケ、熱心なファンも多い。発売当時は難しすぎて否定的な意見も多かった気がするが、クリアーしたときの達成感や、愛すべき弱さのキャラクター性が徐々に人気を呼んでいったのだろう。
「スペ体質(スペランカー体質)」という頻繁に怪我をするアスリートに対して使われるスラングが現代でも残っているくらいなので、主人公の貧弱さの衝撃度合いはすさまじいものがあったのは間違いないはず。

前述のとおり、本作の主人公は本当にすぐ死ぬ。ゲーム内容はじつにシンプルで全4ステージを探索してカギを集め、最下層の伝説のピラミッドを目指して進むだけなのだが、筆者には難しすぎてクリアーできなかった覚えがある。
当時のアクションゲームでは自身が高くジャンプできるうえ、画面外に落ちなければやられることはないのが一般的。しかし、本作の主人公はゲーム的にあまりにも低い位置からの落差で死んでしまうのだ。
ゲームスタート直後にエレベーターから落ちて死ぬのはまあわかる。でも、そのすぐ後にある小さな坂を登り、下と上に動く足場を走り抜けようとしたら落下死するのが解せなかった(笑)。ムキになって再チャレンジし続けてゲームスタート直後でゲームオーバーなんて事態もあるあるだったんじゃないかな。
どうやら主人公の身長くらいの落差でミス判定になるようで、下り坂をジャンプしながら進むと死ぬなんて理不尽過ぎることもあった。ロープなどから落下した際に、地面に到達する前の空中の段階で死んでしまうことが、主人公の弱さを強く印象付けていた気もする。
敵はフンを落とすコウモリと壁を無視して向かってくるオバケくらいしかいなかったが、オバケ登場時の不気味なBGMが焦りを生みミスしがちだったため、かなりのインパクトがあった。通常時の軽快なBGMが急に変化するのがホラーな演出にもなっていたんじゃないかな。
特定の壁や床を破壊すると隠しアイテムが見つかることがあったのも冒険心をくすぐってくれた。寄り道したがために、せっかくの残機ストックがあっという間になくなったなんていうのもあるあるだ。
そうそう、ゲームカートリッジ(カセット)に発光ダイオードが仕込まれていたのも印象深い。ファミコン本体にソフトを挿して電源を入れると赤く点灯したのがおもしろいギミックだった。ほかのメーカーにはない仕様だったので、いまでも強く記憶に残っている。





『みんなでスペランカー ブラック』や『みんなでスペランカーZ』などを経て、Tozai Gamesから2021年7月15日に発売されたシリーズ最新作はNintendo Switchおよびプレイステーション4(PS4)用『元祖みんなでスペランカー』となる。
いまファミコン版『スペランカー』で遊ぶのはハードルが高いが、『元祖みんなでスペランカー』であればドット絵のクラシックグラフィックモードで40年前のファンも違和感なく楽しめるはずだ。







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