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『As Long As You’re Here』アルツハイマー病を一人称視点で体験するゲームが発売中。“記憶の喪失と向き合う人生”を描く、温かく、深く、切ない物語

『As Long As You’re Here』アルツハイマー病を一人称視点で体験するゲームが発売中。“記憶の喪失と向き合う人生”を描く、温かく、深く、切ない物語

2025.10.29 14:00

　デンマークのインディーゲームスタジオAutoscopia Interactiveは、2025年10月28日に『As Long As You’re Here』をSteamにてリリースした。

　本作は、アルツハイマー病にかかってしまった女性アニーの視点から彼女の人生を描く作品。アルツハイマー病の影響によって現実と記憶が入り混じり、曖昧な現実に過去の記憶が重なるようになる。病気と向き合う本人と家族の苦悩など、アルツハイマー病との向き合いかたを考えさせられる内容になっている。

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以下、プレスリリースを引用

アルツハイマー病を一人称視点で描く『As Long As You’re Here』が本日PC向けにリリース

実話に基づくナラティブゲームで記憶が失われていく感覚を体験

2025年10月28日、デンマークのインディーゲームスタジオAutoscopia Interactiveは、デビュー作となる一人称視点のナラティブゲーム『As Long As You’re Here』をPC（Steam）向けに正式リリースしました。価格は1200円で、現在15%オフとなるローンチセールを実施中です。

トレイラー（英語）

■記憶の喪失と向き合う、アルツハイマー病患者の視点から描く物語

実話に基づいて制作された本作は、アルツハイマー病を患う女性・アニーの視点から、彼女の人生を描く物語です。アニーの病状が悪化するにつれ、過去と現在の境界が曖昧になり、昔の記憶が現在に重なり始めます。

プレイヤーは、一人称視点を通じてアニーの疑念、孤独、そして脆さを体験しながら、「認知症とともに生きる」というテーマに静かに向き合うことになります。認知症患者本人の視点に焦点を当てた稀有な作品であり、同時に「自責」「家族関係」「人生の転機」といった普遍的なテーマも描き出します。

■学生プロジェクトから世界的評価へ

『As Long As You’re Here』は、当初、8週間の学生プロジェクトとして制作されました。itch.ioでは13,500件以上のダウンロード、YouTubeでは700万回以上の再生を記録し、大きな反響を呼びました。2020年のIndependent Games Festivalにて「Best Student Game（最優秀学生作品賞）」にノミネート。その後、プロジェクトは拡張され、SXSW Sydney 2025では「Game of the Year（年間最優秀ゲーム賞）」にもノミネートされるなど、世界的に注目を集めています。SNS上でも、TikTokやInstagramで依然として高い関心が寄せられています。