4日間の命をもらった主人公・下辺 零を操作して、自身を殺害した犯人を見つけ出すというミステリアスな物語に加え、ステルスアクションホラーやマルチ視点ザッピングノベルなど、本作1本で異なる5つのゲームシステムを楽しめる。
本稿では、『終天教団』に登場する5名の容疑者に加え、各容疑者に縁のある人物や場所を一挙ご紹介。さらにディレクターとシナリオを担当した中澤工(なかざわたくみ)氏と、キャラクターデザインを手掛けたしまどりる氏のコメントも掲載。
5人の容疑者をクリエイター陣の解説ともにご紹介する。
犬神 軋(いぬがみ しきる)
声:小野 大輔




自由気ままで捉えどころのない言動が目立つ。
博識で柔軟な思考の持ち主でもあり、もめごとを解決させたら右に出る者はおらず“白亜の調停者”の異名を持つ。
合法ドラッグに依存している。


中澤氏からのコメント
恐ろしくキレ者なので、想像だにしない完全犯罪をひらめくかも。死体の第一発見者。
「まずは第一発見者を疑え」は古典的なセオリー。
ただし、犯罪捜査に詳しい彼は、そんなことは百も承知のはず……。
しまどりる氏からのコメント
ゲーム中ではくるくるとよく動くステッキで、とらえどころのない感じが出ていれば幸いです。
犬神 軋に関わる人物・場所

九々里家は、この国で1、2を争う巨大企業“九々里化学薬品工業”を保有している一族だ。
瓦葺の母屋や、植物園などがある広大な敷地は堀で囲まれており、まるで城のように見える。
住人は当主を筆頭に癖のある人物が多い。
■九々里 陽一(くくり よういち)

自分以外のすべてを見下しており、父親で一族の当主・清政のことも嫌っていたが……。
■水野 従(みずの より)

投手の清政を献身的に介護、看病していた。
ほかの人々からはいいようにこき使われ、いじめられている。
丑寅 幽玄(うしとら ゆうげん)
声:小野 友樹




直属の医療機関、終天総合病院の院長でもある。
その確かな医療の腕前から、“今際の門番”の異名を持つ。
豪快で情深いようだが、病的なまでの几帳面さも見せる。
妹が大好き。

中澤氏からのコメント
ただし、病的なまでに几帳面な彼が、教祖の席が空くという“教団幹部の不揃い”を許容できるか……?
しまどりる氏からのコメント
デザイン自体はシンプルですが、和服にサングラス、目の形はエジプトっぽいなど“医者”という立場からはかけ離れた要素で不気味さが出るようにデザインしました。
丑寅 幽玄に関わる人物・場所

終天教国にはほかにもいくつかの病院があるが、終天総合病院はその規模の大きさもあり数多くの患者が通院している。
教団員は月々に低額の保険料を支払うことで無料で医療が受けられる。
■賢木 食丸(さかき たべまる)

怖そうな見た目に反して、自宅で花を育てている。
家に帰って花に水をやるために死ねないと考えている。
■白猫山 あゆみゅ(しろねこやま あゆみゅ)

地雷系のファッションを好んでおり、中身も地雷系。
さらに、恋愛依存症にして、情緒不安定という特徴を持つ。
伊音 テコ(いおん てこ)
声:村瀬 歩




言動には愛嬌の欠片もないが、IQ計測不能の天才。
この国に存在するテクノロジーのほとんどは彼が設計を担当し、“万能の天才児”の異名を持つ。


中澤氏からのコメント
協調性が低く、目的のためなら手段を選ばないマキャベリスト。
必要とあらばタブーの殺人さえも……。
ただし、教祖とは古くからの付き合いがあり、友人に対しても非情になれる……?
しまどりる氏からのコメント
服装は白衣など王道な部分は押さえつつも、極端にハイウエストな半ズボンや、長すぎるネクタイなどでアンバランスさも強調しています。
伊音に関わる人物・場所

科学省幹部の伊音テコが所長を務める。
表向きには、終天教と動物の共存共栄を理念として設立された史上最大規模のアニマルパーク、とされているが、隠された重要な役割を持つ。
■アラレ(あられ)

臆病だが、すぐに虚勢を張る。
テコを守るためなら必死になる一方で、間違った行いにはきちんと説教を行う。
■大月 空(おおつき くう)

義理堅く仲間思いで、かつてはスラムの浮浪者やストリートキッズのチームを率いていた。
黒四館 仄(こくしかん ほのか)
声:水瀬 いのり




情報を操り大衆を惑わすため、“言の葉の魔術師”の異名を持つ。
素顔を含め、その多くが謎に包まれている。
ふだんは物静かだが、裏では次期教祖の座を狙っているという噂も……。
中澤氏からのコメント
公然の秘密として次期教祖の座を狙っているので、動機の面ではもっとも有力な容疑者。
ただし、自分がどれほど周囲からマークされているか、わからない彼女ではないはずで……。
しまどりる氏からのコメント
黒四館に関わる人物・場所

規則により生徒は全員なんらかの仮面を着けている。
中庭にある花壇でとある儀式を行うことで、恋するふたりは永遠の祝福を授かる、という伝説が囁かれている。
■黒四館 美衣(こくしかん みい)

ふだんはクールだが、ちょっとしたことがきっかけで、エロい妄想で暴走してしまうのが玉にキズ。
■黒四館 菊花(こくしかん きっか)

ふとしたことで激しく笑い、泣き、怒り、怖がり、警戒し、緊張する。
本人も感情の起伏をコントロールできない。
■黒四館 結愛(こくしかん ゆあ)

発想がズレているうえに、他人とまともに会話ができない。
操り人形を通じてよくわからないことを話す。
伏蝶 まんじ(ふしちょう まんじ)
声:伊藤 静




気性が荒く、口よりも先に手が出るタイプ。
とくに異教徒(教団の敵)への敵対心は強く、“異教徒狩りの女王”の異名を持つ。
この国の平穏を誰よりも強く願い、守ろうとする。


中澤氏からのコメント
彼女なら、教祖と正面切って戦っても殺せるかもしれません。
おまけに、警備省はタブーの殺傷行為を容認されており、殺人にも抵抗がない。
ただし、彼女は誰よりも教祖を敬愛しているので、殺す動機は見当たらず……
しまどりる氏からのコメント
バイクも含め、配色、柄は攻撃的にしています。
伏蝶に関わる人物・場所

いわゆる警察署としての機能も持ち合わせ、一般市民の相談なども受け付けている。
捕らえられた異教徒が運び込まれる場所でもあり、建物内のどこかでは拷問が行われているとの噂もある。
■ミファー(MI5-type4)

人工知能を搭載しており、しゃべることもできるが慇懃無礼。
まんじにも口答えをするものの、彼女を大事に思っている。
■ネフィリム(ねふぃりむ)

かつて遊園地のマスコットキャラだったボロボロの着ぐるみを着ている。
残忍で凶暴。
削岩機を武器に襲ってくる。
















