『ヴイアライヴ』定点観測-89:勝股Pが語るプロジェクトの今後の可能性&アイドルたちによるあの狩猟ゲームの実況が解禁!

by東響希

『ヴイアライヴ』定点観測-89:勝股Pが語るプロジェクトの今後の可能性&アイドルたちによるあの狩猟ゲームの実況が解禁!
 『ヴイアライヴ』定点観測では、『アイドルマスター』シリーズ発のライバーアイドルプロジェクト、『ヴイアライヴ』に所属する灯里愛夏さん(以下、愛夏さん)、上水流宇宙さん(以下、宇宙さん)、サラ・レトラ・オリヴェイラ・ウタガワさん(以下、レトラさん)の活動を記録していきます。
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定期的に行われる勝股Pのソロ配信で触れた今後の可能性

 まず、今回取り上げたいのは、直近で行われた公式チャンネルでの“ソロ勝股の部屋”の話題から。こちらはタイトルの通り、アイドルではなくプロジェクトのプロデューサーである勝股春樹氏による配信だ。内容としては、プロジェクト全体に関するさまざまな情報や進捗、また視聴者からの質問にも答えるといった内容が行われている。

 序盤には、改めて運営としてのプロデュース方針から、今後のコラボ配信に関することや配信コメントに関するガイドラインの確認も行われる。配信中の流れと関係ない内容や話題に挙がっていない他配信者の名前を出さない、一方的な指示コメントや他者と比較するようなコメントは行わない、視聴者どうしで争わないなど、このあたりはVライバーに限らず、配信視聴の基本的マナーの部分と言える。

 後半では視聴者からの質問に答えるコーナーがあり、その中には今後の活動で検討材料となるトピックについて言及された。それが、メンバーの追加に関してである。約1年前に行われた配信の中では、考えていないという話ではあったが、現状ではどうだろうかという質問内容だった。これに対し、まず当時は3人の成長を大切にすることが大前提で、考えていないという内容を語ったとし、それはいまも変わっていないと言及。しかしながら、今後、プロジェクトを成長させるうえで、たとえば人数を増やすのも、さまざま選択肢のひとつとして考えるところだという主旨の話であった。こちらに関しては、勝股氏も誤解を生まないよう、丁寧に言葉を選びながら語っているように見受けられた。

 いわゆる事務所などに所属するVTuberで、一般公募から行われるパターンがあるが、“ヴイアライヴ”は少々特殊だ。アイドル候補生ということで3人でスタートし、1年間の活動を経て、場合よってはデビューできない可能性もあったが、全員が揃ってアイドルとなり、プロデューサーたちは、それをずっと見守ってきている。3人は仲間として固い絆で結ばれ、そのチームが“ヴイアライヴ”という認識をする人も多いかもしれない。そんな中で、あくまで仮にだが、追加メンバーを入れるとすれば、時期や方法なども含めて容易ではない。

 この質疑応答の際には、コメント欄にもさまざまな意見が並んでいたが、これまでの活動の中でも勝股氏を含めたスタッフ陣は、アイドルたちとプロデューサーの思いにも寄り添いながら運営をしてくれている。あまり考えすぎず、まずは現状のプロジェクトの成長を温かく応援することが重要だろう。

遂にあの狩猟ゲーム実況が解禁!

 続いては、直近でスタートしたゲーム実況について紹介したいと思う。『ヴイアライヴ』では、これまでもさまざまなゲーム実況配信が行われて来たが、なんとカプコンからリリースされた『モンスターハンター ワイルズ』(以下、『モンハンワイルズ』)のゲーム実況が解禁されたのだ。

 最初に狩猟をスタートしたのは宇宙さん。直前に「いよいよ解禁された」と書いてはいるものの、宇宙さんが配信上で『モンハンワイルズ』をプレイするのは2回目。
『アイカツアカデミー』に所属する和央パリンさんと、バンダイナムコミュージックライブが運営するVTuberプロダクション・“MEWLIVE”に所属する氷猫みうさんと3人のコラボで一度遊んでいる。このときは、自分のチャンネルでの配信は行わず、あくまでゲスト枠でのプレイだった。

 今回、改めて自分のチャンネルでプレイするということで、キャラメイクからスタート。極力、自分と同じような見た目にするということで、髪型や目はもちろん、肌艶、化粧などこだわりのメイキングで、『
モンスターハンター』の世界に宇宙さんがいたらこんな感じだろうというデザインが完成。オトモアイルーのキャラメイクでは、愛夏さんの赤とレトラさんの黄色を意識したオッドアイにして、3人の絆も取り入れていた。

 前述のコラボでは主にヘビィボウガンを使っていたとのことだったが、自身の配信ではガンランスで進めるようだ。今回の『モンハンワイルズ』が同シリーズの初プレイとのことで、さまざまなゲーム実況で見せた高いプレイスキルがどう生かされるのか、見どころだろう。

 続いて挑戦したレトラさんは、せっかくだから自分そっくりに作るより、好みのキャラクター造形するという方向でキャラメイク。綺麗なまつげがどこか気品も感じさせるお嬢様風の顔に、髪型はベリーショート。自分と似せないと語っていたが、髪型が同じショート系なので、どことなくレトラさんに近い雰囲気もあるデザインだ。オトモアイルーは、自身の愛犬・ジゼルをイメージしたものにして、明らかに見た目は猫なのだが「猫じゃないから」と犬派のレトラさんらしい発言も。

 さらに、今回は猫のような鳴き声のアイルー語か、ふつうにしゃべるかも選択できるのだが、「猫の自我が強すぎる」とアイルー語はオフにしていた。シリーズのプレイ経験自体は、友だちの家でちょっと触ったことがある程度ということで、ほぼ初心者と言ってもいいだろう。そんな中で、宇宙さんと同じガンランスをチョイスしており、初心者が扱うには少々難度が高い武器でのチャレンジで、どのように上達していくのか楽しみなところ。

 そして、最後は愛夏さん。これまで、『
ダークソウル』や『エルデンリング』の実況でアクションゲームのテクニックに関してすさまじい成長を見せており、同じ3Dアクションゲームということで、かなり期待させてくれる。しかし、ここまでのふたりと違うのは、キャラメイクでワイルドな男性キャラを選択したことだろう。愛夏さんのカラーである赤の差し色が入ったモヒカンに、太い眉毛、口髭、顎髭がすべて白髪という壮年の男性キャラを作り上げる。さらに、声はとにかく低くしようと設定した結果、まるで機械音のようになり、サイボーグ要素まで加わってしまった。しかも“バカツエエ・マナカ”と脳筋な感じもする名前を付け、オトモアイルーには“とんこつ”と名付けるなど、エッジの利いたメイキングとなった。

 愛夏さんも本作がシリーズ初挑戦ながら、じつは既にプレイしたことがあると語り、その際にはとにかく早く戦いたいという理由から、キャラメイクはここまでしっかりやっていなかったとのこと。そのアグレッシブさは、武器を近接でガンガン攻めていく太刀を選びつつ、双剣や大剣も視野に入れているあたりからも伺える。

 今回の実況解禁については、“ソロ勝股の部屋”でも少し語られており、あくまで『モンハンワイルズ』に限って配信ができるとのこと。そういった意味で、同社のほかタイトルでも許可が下りるのではと、軽はずみに考えるのは注意が必要だ。しかしながら、こういった他社の超大型タイトルができるようになったことで、今後の取り扱えるゲーム実況の幅にも何かしらのよい影響が出ればと思う次第だ。
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