
- 何度もくり返しプレイしたくなるゲーム性
- 図鑑などシリーズ初心者への配慮
- ストレスを感じさせないレスポンスのよさ
北口徒歩2分がおすすめするゲーム
『不思議のダンジョン 風来のシレン6 とぐろ島探検録』
- プラットフォーム:Nintendo Switch、PC(Steam)
- 発売日:2024年1月25日
- 発売元:スパイク・チュンソフト
- 価格:Nintendo Switch 6985円[税込]、PC(Steam) 5980円[税込]
いっぺんやってみな、飛ぶぞ(時間が)
何年か前のスパイク・チュンソフトさんへの取材。『シレン』新作の開発―ーそう聞いた瞬間、胸が高鳴った。『不思議のダンジョン』シリーズは下手の横好きながらけっこうプレイしており、攻略担当として当時のディレクターさんとのゲーム対決に敗れ、寺へ滝に打たれに行ったこともあった。
その結果、“滝の中では水圧がすごすぎてうまく呼吸できない”というトリビアを得たが、披露する機会になかなか恵まれないのでここに書いて供養としよう(寺だけに)。ちなみにそこのお寺さんは界隈の中でもわりとガチなほうで、滝に打たれる前に1時間弱の正座をしたり、裸足で舗装路の上をダッシュしながらお経を唱えたりといった修行をする羽目になった。
いま思えば選ぶ寺を完全に間違えたわけだが、ともあれ『シレン』は思い出のタイトルなのだ。
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さて、そんなこんなで2024年1月に発売された『シレン6』。私ももちろんプレイし、そしてハマった。どのくらいハマったのかというと、6時間以上ぶっ続けでゲーム実況配信をした。
ご存知ない方もいると思うのでこの機会に宣伝させていただくと、我々はファミ通のYouTubeチャンネル“ファミ通TUBE”にて、ほぼ毎日ゲーム実況を行っている。
私のソロ配信は火曜と金曜の午後9時半から、だいたい2時間〜3時間を目安に行うのだが、『シレン6』は深夜4時ごろまで6時間以上遊んだ……というと、その熱中ぶりが伝わるだろうか。
このときは本作最難関のダンジョンのひとつ“とぐろ島の神髄”をクリアーできそうということでここまで配信時間が延びたという理由はあるものの、『シレン6』にはそれだけ人を虜にするパワーがあったのだ。
『シレン6』はとにかくレスポンスがいい。これにはふたつの意味がある。
ひとつは、ボタンを押したらスッとキャラクターが動くということ。ゲームの基本ながらこれができていないものもある中で、『シレン6』はだいぶこだわって作られていて、キビキビ動く。
ふたつ目は、やられてもすぐにやり直せるということ。ちょっとした結果表示などはあるが、すぐにつぎのゲームに行けるのだ。やり直しが多いローグライクゲームというジャンルの性質上、このレスポンスのよさは極めて重要で、プレイヤーが受けるストレスをシステム面から感じせない。だからこそ、余計なことを考えず、純粋にゲームに熱中しやすくなっているのだろう。
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何度も倒されながら少しずつ知恵をつけて攻略を進めていくという『シレン』シリーズの醍醐味は、もちろん健在。初めての人でもモンスターや道具の特徴が簡単に確認できる配慮もあり、これから始める人にもうってつけだ。ぜひ手に取って遊んでもらいたい。
Writer:北口徒歩2分
ファミ通TUBEにて“ファミラボ”の名前でゲーム実況配信を実施。ゲームの先行プレイなどメディアならではの企画も行っているので、チャンネル登録とグッドボタンをお願います。