『ワンピース・オン・アイス』ブルーレイ&DVDが発売されたので“#OPOI最高”タグに集まった思い出を語り合おうの会

byミス・ユースケ

更新
『ワンピース・オン・アイス』ブルーレイ&DVDが発売されたので“#OPOI最高”タグに集まった思い出を語り合おうの会
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 みなさんこんにちは。フィギュアスケーターの橋本誠也と申します。ファミ通.comにやってきました。
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 奥の会議室に来てほしいとのこと。行ってみるか。
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 「よくきたね」
※編注:記事内に組み込んだX(Twitter)投稿の表示が遅れる場合があります。その際はしばらく待つか、ページを再読み込みしてみてください。

“#OPOI最高”タグで集まった思い出の数々

 黒幕みたいに登場したのが、この記事を書いているミス・ユースケ。ファミ通.comの編集者をやっています。よろしくお願いします。

 アニメ
『ONE PIECE』のアラバスタ編をフィギュアスケートで表現するアイスショー『ワンピース・オン・アイス~エピソード・オブ・アラバスタ~』。そのBlu-ray&DVDは2025年2月26日に発売予定だった。
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 が、
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 2月14日に発売延期が発表され、改めて3月26日に発売されることになった。この悲しみをどうにかしたくて、
“#OPOI最高”タグをつけて写真を投稿してほしいとX(Twitter)に呼びかけたらたくさんの写真が集まった。おかげで一命を取り留めた。ありがとうございます。

 こういったショーの多くは撮影禁止だが、
『ワンピース・オン・アイス』では本編終了後のカーテンコールに限って撮影OKだった。スマホやデジカメには最高の写真が眠っているはず。それを解放してくれ。奴隷解放宣言ならぬ写真解放宣言である。
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これは2024年公演のゲネプロ(本番直前の通りリハーサル)の様子。以下、ファミ通.comで撮影したイメージ写真をときどき挟みます。
 せっかくすてきな写真が集まったのだから眺めながら思い出を語り合いたい。ファミ通なのでゲーム業界と縁のある人がいい。だから橋本誠也さんを誘った次第である(もともとの発売日当日に)。チャカ役で出演していて、さらにご尊父がゲーム業界のすごい人(橋本名人)なので。
※注:ここからはほぼ感想と世間話です。[IMAGE]
“#OPOI最高”タグに集まった投稿をモニターに写しながら思い出話。
ユースケ
 記念すべき1枚目はこれでした。

橋本
 わかる……!

 いきなりアクセルべた踏みである。
『ワンピース・オン・アイス』の2024年公演ではフィナーレのシーンが追加。きただにひろしさんが『ウィーアー!』、『ウィーゴー!』、『あーーっす!』の3曲を熱唱し、生歌に合わせてフォーメーションを披露する演出がめちゃくちゃよかったのだ。

ユースケ
 これはほんとによかった。きただにさんはけっこう小柄な方ですよね。どこにそんなパワーがあるんだ。

橋本
 イントロでテンション上がりますもん。練習のときは歌なしで曲をかけてルート確認するんですけど、歌が入った瞬間にみんなガチになります。
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ユースケ
 歌で滑るアイスショーって珍しいじゃないですか。しかもそれがアニメの主題歌。フィギュアの曲はしっとり系が多いと思うんですけど。

橋本
 しっとり系が合わせやすいというのはあると思います。余韻があるような曲。僕は余韻が残るといろいろ考えちゃうんで勢いのある曲が好きですね。『ONE PIECE』の曲は相性がよかった。

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ユースケ
 バロックワークスの面々もいいんだよなー。意外と動くMr.4。シットスピンがいいんですよ。ちゃんとゆっくり回るという。

橋本
 衣装の面積が大きいから回るのたいへんだと思いますよ。風の抵抗を受けたりして失速しちゃう。

ユースケ
 ゆっくり回っても体勢を崩さない足腰がすごい。ミス・メリークリスマスも動きがよくて好評でした(氷上で片手側転ができるなど、メリクリ役の中野耀司さんはじつは出演者の中でも上位の身体能力の持ち主)。

橋本
 このときめちゃめちゃ緊張してました。

ユースケ
 あ、隣がきただにさんだ。そりゃ緊張するわ。

橋本
 20年以上前から聴いてますから。

ユースケ
 こういうショーってメインキャストに注目が集まるじゃないですか。でも実際は脇を固める面々も重要なわけで。どういう気持ちで2年目に挑みました?

橋本
 1年目が終わったとき、落ち着いて客観視したら「もっとできたな」と見えてきたんです。自分がやったことを思い出しながら、反省点も踏まえて、それをもう1回できる。挑戦したところも変えたところもたくさんあります。細かい部分ですけど。
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橋本
 メインキャストがよくしようとしている気持ちはすごいわかるんですよ。それが後押しになってくれた気もします。プロとして、1年目より上に行かないといけない。

ユースケ
 ルフィたちは派手な戦闘シーンが多いけど、そうじゃない人は“演技”で見せるのがより重要なんだろうなーと思いました。あ、これはみんな大好きトトおじさんですね。

ユースケ
 へぇー、『あーーっす!』が始まった時点でセンターにいるのか。この後、トトおじさんのソロですよね。僕が観に行った回はきただにさんが「トトさーん!」って叫んでテンション上がりました。
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トトおじさん役の松橋浩幸さんはスピードスケート出身。キレッキレのコーナリングで会場を沸かせる。
橋本
 けっこうみんなバラバラじゃないですか。これ『ONE PIECE』ならではなんですよ。ふつう(のアイスショー)は外周に沿ってきれいに並んだりするんですけど、変に外れても違和感がないのがおもしろいなーと思います。

ユースケ
 ルフィが座り込んだり、ゾロがどっか行ったり、サンジがくねくねしたり。

橋本
 そうそう。(集団のショーだから)“群舞”が大事なので、誰かひとりが外れた動きをするってふつうはない。“集団行動”みたいにピシッとそろってる方がきれいなんですよ。でも、キャラらしさを出すから、揃っていないことが作品としての“群舞”になっている。キャラものの特権ですよね。

橋本
 ロビンがどこまで手を振っていいか悩んでるのもいいと思いません? みんなが元気よく手を振ってるから、合わせるんだったらロビンも大きく振ったほうがいい。でも、ロビンはそんなことしないから。

ユースケ
 そういうこと!? たしかにロビンには照れて遠慮がちに手を振ってほしい。このロビンは完璧。

橋本
 そう! ロビンはそういうところがいい……。で、サンジがめろめろになる。サンジにはめろめろになってほしい。
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これはスパイラルという技。ひとつひとつの所作にロビンっぽい優雅さが出ている。
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ユースケ
 うわー、そこまで考えてなかった。深いなー。

橋本
 好きに動き回ってもいいけど、自由があるぶん、自分でどこか制限をかけないといけない。輪から外れても逆に正解になるというのが難しくて。

ユースケ
 前に宇野昌磨さんの話を聞いたとき、陸上との動きの違いがおもしろいなーと思ったんですよ。激しいシーンを演出したいけど、スケートは動き出しが遅いから地味になっちゃうとか。
橋本
 やっぱりトゥ(※)があるので、初速はどうしても。意識してかかとに体重を乗せることもないし。
※トゥ:フィギュアスケート靴はつま先(トゥ)部分にブレーキがついているため、大きく踏み込もうとすると逆に減速してしまう。[IMAGE]
橋本
 そうだ。ホッケーの靴は初速が速いですよ。リンクのパトロールやってたことがあって、ホッケー靴はすぐにスピードを出せるから、急に何かあったときに反応しやすい。

ユースケ
 ホッケー靴? あ、ブレードの形が違うから?

橋本
 そうですそうです。つま先が丸いからグッて踏み込めるんですよ。
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ユースケ
 フィギュアもスピードスケートもホッケーもブレードの形が違うんですよね。やっぱり全然違うものですか?

橋本
 苦手な人もいると思いますよ。僕は遊びで(スケートリンクに)行ったとき試しにはいて、「意外とおもしろいな」って思いましたけど。

ユースケ
 (トトおじさん役の)松橋さんは『ワンピース・オン・アイス』の出演が決まって初めてフィギュアスケートの靴をはいたと聞きました。

橋本
 そっか、松橋さんはプリンス(※)のときもスピードでしたもんね。こういうきっかけがないとなかなか試さないですよ。同じ氷でも感覚が違うんで。
※プリンス:アイスショー“プリンスアイスワールド”のこと。橋本誠也さんは元ショーメンバーで、松橋浩幸さんも長く出演していた。
橋本
 フィギュアの人がスピードの靴を履くとクロスがしづらいって言いますね。ブレードが長いから引っかかっちゃう。

ユースケ
 あー、滑りかたそのものを変えないといけないのか。慣れてる人ほどやりにくそう。

メインキャスト以外にも集まる視線

ユースケ
 あるある言っていいですか? 「スケーター、ショーやエキシビションで難しいジャンプを跳びがち」。

橋本
 ……
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あります

ユースケ
 よかった。思い過ごしじゃなった。

橋本
 お客さんにすごいものを見せたいんですよ。最高のパフォーマンスを見せたい、ショーを盛り上げるために最大限の実力を発揮したい、というスイッチが入るんです。

ユースケ
 トリプルアクセルとかルッツジャンプとか跳びますもんね。どっちも難しいのに。あと試合ではやらないコンビネーションに挑戦したり。

橋本
 ふだんと違う衣装だから跳びにくいはずなんですけどね。

ユースケ
 (ウソップ役の)織田信成さん、タノジャンプ(※)跳んでなかったっけ。
※タノジャンプ:腕を上げた状態で跳ぶジャンプのこと。姿勢が安定しないので難度が上がる。[IMAGE]
橋本
 もっと跳びたいって言ってました。

ユースケ
 何なんだ。

橋本
 やっぱり『ONE PIECE』という名前が大きいから。で、僕らはそれをさらに大きくするための一員に加えてもらってるわけです。スケートはおもしろいと思ってもらえる大事な機会だし、抑えることはしたくないんじゃないかなあ。

ユースケ
 この記事を読んでる人に改めて言っておきたい。あの人たち、めちゃくちゃ難しい技やってますからね。

橋本
 コーザ(友野一希選手)も意識高かったもんなー。「どうしても跳びたい」って言ってました。

コーザ役の友野一希選手は現役バリバリ。国際大会の常連である。
ユースケ
 ここ!

橋本
 びっくりした。

ユースケ
 これ好きなんですよ。追加されたフィナーレ。ちっちゃいビビとコーザが踊るこのシーン。こっち側にトトおじさんがいて、ここにカルーがいて……!

橋本
 落ち着いて。

ユースケ
 練習をメディアに公開した日があったじゃないですか。もうね、泣いちゃって。
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ビビとコーザが子どものころの自分と遊ぶように滑る。
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そんなきれいな情景を、カルーとトトおじさんが見守るという演出が最高。右の写真は公開練習の様子。
橋本
 わかります。このシーンめちゃくちゃいいですよね。平和のイメージみたいな。トトおじさんも号泣してたし、いちばん泣くシーンですよ。

ユースケ
 帰るとき(トトおじさん役の)松橋さんに言いましたもん。「トトおじさん、最高でした」って。

橋本
 ファンは泣きますよ。これを実写でやるのがすごい。

ユースケ
 こういう幸せなところを見たいんですよ。漠然とした美しさを表現できるって、フィギュアスケートのいいところなんじゃないかなあ。

 子ビビ役は星碧波選手、子コーザ役は澤浦侑仁選手。ふたりともけっこうな上位選手なので競技会で観ることもありそう。たぶん思い出し泣きします。

ユースケ
 お、来ました。アラバスタ組。チャカって目ぢから強くなりがちですよね。

橋本
 メイクするとみんなから「怒ってる?」って言われます。怒ってないですよ。

ユースケ
 長洲小力みたいですね。

橋本
 眉毛の角度がすごいじゃないですか。1年目は角度が甘いって言われたので2年目は本気出しました。
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ユースケ
 眉毛の角度をチェックされるスケーター、そうそういないな。

橋本
 2年目は全然うまくいかなくて人にお願いしました。ナイキのマークをイメージしてたんですけど、それだと甘いみたいで。

ユースケ
 ナイキもそんなこと言われてると思ってないだろうな。

ユースケ
 これは完全にガチ勢。

橋本
 砂をこんだけデコレーションする人いないですよ。

ユースケ
 砂好きなんでしょうね。僕は人生で砂を応援したことはまだないなあ。

橋本
 砂の動きはたいへんだったと思います。怪しげに動く表現はミュージカルとかにもあると思うんですけど、あくまでも砂だから、人間っぽさをなくさないといけない。

ユースケ
 風とか自然物の表現ですよね。

橋本
 演出家の先生は「その中に鋭さがほしい」っておっしゃってました。

ユースケ
 ふだんはゆらゆらして、攻撃のときはスッと動くとか? それこそさっきの“スケートは初速が遅い問題”が関わってきますよね。そこまで考えるのか……。
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ユースケ
 というかですね、砂のうちわを作ろうという発想がすごい。「きゃー、砂ー!」って歓声上げてたのかな。

橋本
 推し砂の話を聞きたい。

ユースケ
 「お、今年の砂はいいね」って言う人いたでしょうね。

橋本
 こういう方もいらっしゃるので気を抜けないんです。チャカはメインキャラクターじゃないですけど、ちゃんと動きを見てくれる人がいるはず。ありがたいですよ。

ユースケ
 メインキャラじゃないことの難しさってありません? ルフィだったら元気みたいに、わかりやすいイメージがあるキャラクターはいいんです。でもきっと『ONE PIECE』の濃いファンはアラバスタ王国軍の動きを細かくチェックするはず。

橋本
 悩みました。チャカは情報が少ないから。脇を固める側が勝手にやったらめちゃくちゃになりますからね。

ユースケ
 あまりにもジャンプが高すぎて「ニカだ!」って言われてるやつ。

橋本
 軽いんですよね、動きが。

ユースケ
 空島編のラストのシルエットと同じポーズだから、「伏線か!?」って言われてました。

橋本
 空島編があるんじゃないかって。

ユースケ
 この瞬間を押さえてる人、何人かいるんですよね。よく撮ったなー。

橋本
 スケートのことわかってる人なんじゃないかな。ここで跳ぶからこのタイミングだろうって。

ユースケ
 狙ってないと難しいですよね。

橋本
 だいたいみなさんがイメージするジャンプの入りって、1回溜めるかスリーターンを入れますよね。見てから撮ろうと思っても間に合うかもしれないけど、これはもう構えてすぐ跳んでたので。

ユースケ
 運よく撮れてたんだとしたら、めちゃくちゃ豪運。

橋本
 ちょっと待ってください。腕の動き、めちゃくちゃうまくないですか?

ユースケ
 改めて見るとすごい。ふにょふにょしてるところとか、何でこんなにきれいなの。

橋本
 足のちょこちょこした動きもいいですね。

ユースケ
 ルフィ感あるなー。

ユースケ
 いちばん声が多かったのは、やっぱり宇野昌磨さんなのかなー。「ルフィだった!」という感想をよく見ました。みんながイメージするルフィの動きをしていた。あとはサンジの脚の長さ。
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さらに雑談感が強まっていく

橋本
 ふだんは流れている曲を聴くから(きただにさんが)歌ってるところは見えないじゃないですか。滑っていて振り返るたびにびびるんですよ。「歌ってる!」って。

ユースケ
 本人がいることに全然慣れない。

橋本
 見るたびに少年の自分が出てきて「すげー! すごいことになってる!」って。集中してるのに振り向くと“きただにさんがいる”という現実を見て、集中と現実がすごい交互に来るんです。

ユースケ
 冷静と情熱の間に、みたいな話だ。

橋本
 流れは『ウィーアー!』から『あーーっす!』でしたよね。ほとんど息継ぎできないのに、「大丈夫です!」と楽勝で歌ってたみたいです。覇気を身に着けてますよ、あの人。

ユースケ
 間違いなく覇王色持ち。
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 エピソードを聞くに、きただにさんはとてもやさしいらしい。初めてのアイスショーにいたく感動したようで、スケーターのことを気にかけるように。2024年12月の全日本選手権には
『ワンピース・オン・アイス』出演者も出場していて、公式X(Twitter)アカウントでお知らせ投稿をしたら「みんな応援してるよ」とメッセージを寄せてくれたり。

橋本
 僕、前に(DMが)来ました。「『あーーっす!』出ました(※)。カードになってくれてありがとうございます」ってインスタのストーリーに載せたら、きただにさんから直接「こちらこそありがとうございます」って。
※橋本さんは『ONE PIECEカードゲーム』のプレイヤー。
ユースケ
 きただにさんからDMきたらびびっちゃう

橋本
 ほんとにそう。びびります。

ユースケ
 きただにさん、
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あなたが思っている以上に、あなたはすごい人なんですからね

ユースケ
 僕は面識ないけど、これくらい言っておこう。

橋本
 自分で車を運転して地方に行くんですけど、最近はずっと『ONE PIECE』の曲を聴いてます。きただにさんの『THE FIRST TAKE』のやつ。アレンジ加えながら歌う人が多いから聴いてて楽しんですけど、こっち(『ワンピース・オン・アイス』)の印象が強すぎちゃって。「あの生歌よかったな~」って思い出しちゃう。

ユースケ
 あ、海軍がいる。今回は出番なかったけど。

橋本
 原作ではチャカと海軍と絡むシーンがあって、そこからチャカの性格を読み取ろうとしてました。堅物なんだけど、最後は粋なこと言ってくれる。あれがすごくいいんです。
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橋本
 王様の命令は絶対だし、自分の意志を曲げないイメージ。でも、ルフィたちに会って徐々に柔らかくなっていくんです、きっと。

ユースケ
 わかるー。チャカとペルの心境を知ると、アラバスタ編が一気に深くなるんだ。

橋本
 仲間に出会って、最後の方は穏やかに、人間性を踏まえながら滑った記憶はあります。それをちゃんと出せていたかはわからないですけど、イメージとしてそれは頭の片隅に置いてました。

ユースケ
 僕も演技のことはわからないですけど、そういうところからにじみ出てくるんじゃないかなあ。

冒頭のシーンを思い出してまた泣く。
橋本
 いつ見ても振り切ってるリカホンゴウ(Mr.2役)。
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でもかっこいいシーンではきっちりキメる。
橋本
 そう言えば、フィナーレで急に麦わらの一味の出番が増えたってご存じですか?

ユースケ
 知ってます知ってます。記事にも書きました。
橋本
 振付の賢二先生、金曜日に「もっと滑りたい」って言われたみたいで。

ユースケ
 (ルフィ役の)宇野昌磨さんと(サンジ役の)島田高志郎選手ですよね。合同インタビューで聞いたんですけど、ほかのメディアの方もウケてました。

橋本
 土日の一般滑走で振りを作ったらしいです。

ユースケ
 (スケートリンクの)通常営業でお客さんに混じって作ったの? おもしろすぎる。

ユースケ
 これ話題になってましたね。クロコダイルにちょっかいを出すカルーがかわいい。

橋本
 完全に役に徹してますね。

ユースケ
 こういうの見るの好きなんだよなー。

ユースケ
 あ、この人見た! クロコダイル概念コーデ!

橋本
 えー、すご!

ユースケ
 会場で見かけたときに「すてきですね!」って言いたかったけどタイミングを逃しちゃったんですよね。いま言わせてください。いっしょに言いましょう。
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すてきですね!

ユースケ
 えー、この人、めちゃくちゃ写真うまいじゃん。かっけえ! 何これ!

橋本
 脚の長さ、めっちゃ強調されてる……。

ユースケ
 かっこよくない? この写真くれないかな。

ユースケ
 スタンドにスタッフさんがいるんですよね。

橋本
 みんなで左腕のバツ印を掲げるっていう。この瞬間は感極まりました。スタッフさんも仲間だから。

ユースケ
 泣ける。僕もバツ印つけておけばよかったなー。

橋本
 細か! すごいところ見てるな。

ユースケ
 こういうの描ける人すごいなー。しっかり動きの流れとか見てるんですよね。僕、こんなコンテンツ作れないですよ。

橋本
 これ見ちゃうなー。

ユースケ
 カルーかわいい。

橋本
 こういうのもいいなー。いろいろ思い出しますね。

ユースケ
 やばい。これ見終わらないな。

橋本
 ずっと見てましょう。
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 ……などと話していたが、そういうわけにもいかないので本日はここまで。今度はBlu-rayやDVDを観ながらやりたい。ディスクには特典もついていて、ブックレットにはチャカの変身バージョンのポートレートも掲載されている。

橋本
 たいへんなんですよ、あれ。いったんはけた後にすぐ出ないといけないから。スタッフ5人くらいでわーって、F1のタイヤ交換みたいにはいっ、はいっ、はいっ、はいっ、出ます! みたいな。

ユースケ
 早着替えならぬ早変身が。

橋本
 いい思い出でした。
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 ご協力いただいたみなさん、ほんとにありがとうございました。記事に引用しているのは見やすい画角の投稿が中心だけど、2025年2月26日までに寄せられた思い出には、橋本さんといっしょにしかと目を通しました。同席したスタッフさんも含めて大盛り上がりだったことを改めて書き留めておく。

橋本
 あ、そういえば。

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橋本
 このジャケット、松橋さん(トトおじさん役)からもらったんですよ。

 出演者たちはみんな仲がよさそうでいい。ルフィたち海賊は仲間のことを“家族(ファミリー)”と呼ぶ。彼らはたしかに家族みたいだった。

 となると、トトおじさん役の松橋さんはお父さんだろうか。松橋さんにも話を聞きたいですね。
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集計期間: 2025年05月01日11時〜2025年05月01日12時