ゲームファンの夢が具現化されたRPGの金字塔
1995年(平成7年)3月11日は、スーパーファミコン用ソフト『クロノ・トリガー』が発売された記念すべき日。『ドラゴンクエスト』の鳥山明氏や堀井雄二氏、『ファイナルファンタジー』の坂口博信氏が集う“ドリーム・プロジェクト”によって生み出されたRPGだ。
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開発陣の名前を聞いただけで「これは間違いなくおもしろい!」というゲームファンの期待を遥かに上回る出来栄えで、週刊ファミ通2019年5月16日増刊号(2019年4月25日発売)の“平成のゲーム 最高の1本”という企画では見事1位に輝いた。
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週刊ファミ通2017年8月3日号(2017年7月20日発売)で行われた“RPG総選挙”でも3位に食い込んだ。
主人公・クロノを中心とした時空を超える大冒険は、いろいろな形で終わりを迎えられるマルチエンディングとなっている。当時はまだ珍しかった“つよくてニューゲーム”機能によって、アイテムや強さを引き継いで何周も楽しめる作りになっていたのも印象的。
カエルやロボなど、“名は体を表す”を地で行く個性的な仲間たちのほか、魔王のような敵として現れるキャラクターにも奥深いバックボーンがあり、それらを光田康典氏の音楽が盛り上げてくれる。いまなお評価の高い『クロノ・トリガー』の楽曲だが、本作が光田康典氏の作曲家デビュー作というのは驚きだ。
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発売当時の週刊ファミ通の記事。登場キャラはこんなヤツら。
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こちらは2008年に発売されたニンテンドーDS版の記事。
バトルシステムは、『ファイナルファンタジー』シリーズでおなじみだった“アクティブタイムバトル”の進化版が採用。判断の速さだけでなく、キャラクターの位置取りも影響してくる戦略性に溢れたコマンドバトルとなっていた。
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発売当時、筆者は中学生。スーパーファミコンでいちばん長く遊んだソフトは、間違いなく『クロノ・トリガー』だろう。エンディングやストーリー分岐などの情報をゲーム雑誌や学校での友だちとの会話で収集し、週末の楽しみにしていたことはいい思い出。未来のミニゲームで、ジョニーに1回も前に出させることなく勝ったことを年賀状で自慢したりもしていた。
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私はクロノたちのように時間旅行はできないが、オープニング映像を見たりサントラを聴いたりすると、心はたちまち少年期にタイムスリップ。私のように、本作を通してゲームへの愛をいっそう強めた方も多いはず。30周年のタイミングで、もう一度クロノたちに会いに行くのはいかがだろうか。
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もちろん、直撃世代ではない方にも『クロノ・トリガー』は自信を持ってオススメできる。現在は、グラフィックやサウンド、操作性が強化されたスマホアプリ版やSteam版がリリースされている。定期的にセールも開催されているので、いま遊ぶならこちらがおすすめだ。
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