
『スーパーマリオランド』シリーズの第3作はワリオが主人公
『スーパーマリオランド2 6つの金貨』に続く『スーパーマリオランド』シリーズ第3作目で、『6つの金貨』にラスボスとして登場したワリオを主役にした作品。「オレだよ! ワリオだよ!!」のセリフから始まるテレビCMはインパクトがありましたね。当時まだ子どもだった筆者は、CMで主役が変わることを知って驚いた記憶があります。
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前作でマリオの城を奪おうとして失敗したワリオが、今度はキャプテン・シロップ率いる海賊ブラックシュガー団が盗んだ巨大な黄金像を奪い取って自分の城を手に入れるというストーリー。マルチエンディングとなっており、獲得したコインの枚数によってワリオが手に入れる城の種類が異なります。
最高評価のエンディングを見るには隠された宝をすべて手に入れる必要がありましたが、一度エンディングを見たあとであれば未取得の宝があるコースが点滅して表示される親切仕様でした。何気に難しかったのが、最低ランクのエンディング。コインを取りすぎないようにクリアーしなければならなかったので注意が必要でしたね。最高評価の惑星丸ごと手に入れるエンディングには感動しましたが、最低評価の鳥小屋を手に入れるエンディングが見れたときも、それはそれで達成感がありました。
ワリオは体当たりで敵を倒したりブロックを破壊することができ、さらに敵を持ち上げて投げることも可能。また、ほとんどの敵はふつうに触れただけではダメージにならなかったりと、ワリオならではのパワフルなアクションが楽しめました。また、『スーパーマリオ』シリーズのキノコのようにパワーアップする変身アイテムも存在。移動速度とジャンプ力が上がる“ジェットワリオ”、炎を噴射する“ドラゴンワリオ”など多種多様なものが存在しました。
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コースの中には特定のアクションを使わなければ進めない場所も存在しており、謎解き要素にもなっていました。これまでの『スーパーマリオ』シリーズは横スクロールでゴールに向かうのが基本だったので、それまでとは異なる新しいやり応えがありましたね。当時の筆者は誕生日やクリスマスといった記念日に買ってもらったゲームはとことん込んでいたので、クリアーしたあともやり込める本作は貴重でした。
なお、本作は『どうぶつの森』シリーズでおなじみ“とたけけ”のモデルでもある戸高一生さんがテストプレイに参加しており、エンディングクレジットに掲載されています。なんとも豪華なテストプレイヤーですね。
ワリオを主人公にした本作は好評で、次作からマリオの名前が消えた『ワリオランド』シリーズとなり、プチゲームを連続でクリアーしていく『メイド イン ワリオ』シリーズも誕生しました。
Nintendo Switch Onlineでは、『メイド イン ワリオ』のほか、『スーパーマリオランド』、『スーパーマリオランド2 6つの金貨』、『ワリオランド3 不思議なオルゴール』が配信されているので、本作も配信してくれる日がくるとうれしいです。