『ポケポケ』市場別収益シェアは日本が40%超で世界1位に。アプリはリリース1ヵ月間で累計3300万DL以上、収益2億ドルの記録樹立で好スタート

『ポケポケ』市場別収益シェアは日本が40%超で世界1位に。アプリはリリース1ヵ月間で累計3300万DL以上、収益2億ドルの記録樹立で好スタート
 Sensor Towerは、スマートフォン向けポケモンカードゲーム『Pokémon Trading Card Game Pocket(ポケポケ)』の収益に関する分析を発表した。

 分析によるとダウンロード数のシェアでは日本は世界4位となっているが、収益シェアでは全体の40%を占めて世界1位となっているという。1ダウンロードあたりの収益で見ても、2位の香港に2倍近い差を付けているとのこと。

 なお今回の分析では同作の圧倒的な勢いについても触れられている。発表によれば
『ポケポケ』はリリースから1ヵ月間で累計ダウンロード数3300万を超え、収益は2億ドルを記録しているそうだ。この記録は2023年4月にリリースされた『MONOPOLY GO!』のデータを上回るものだという。

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以下、リリースを引用

ポケポケがリリース直後から世界を席巻、その勢いはMONOPOLY GO!以上で日本は平均RPD20ドルを超える世界最大市場

2024年10月にリリースされた『Pokémon TCG Pocket』が、リリース直後から世界のモバイルゲーム市場で爆発的ヒットとなっています。収益面では日本が最大の市場で、世界シェアの40%以上を占め、平均RPDも20ドル以上と2位の香港の約2倍を記録しています。

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リリース初日から収益ランキングトップのポケポケ、DL数シェアではアメリカ、収益シェアでは日本がトップ

日本発のIP「ポケモン」を活用したモバイルゲームには、位置情報ゲームの『Pokémon GO』、睡眠をゲーム化した『Pokémon Sleep』などさまざまなジャンルがあり、いずれも収益ランキング上位に顔を見せる人気タイトルです。

こうした中、2024年10月30日にリリースされた
『Pokémon TCG Pocket』(The Pokémon Company)はカードバトルジャンルの新作で、リリース直後から世界のモバイルゲーム市場を席巻しています。

本作の源流は、「ポケモンカードゲーム」にあります。「ポケモンカードゲーム」は日本発のカード(紙)を使うゲームで、1996年に登場しました。登場から28年が経過するゲームですが、ポケモンIPの人気と戦略性の高さなどで今なお人気のカードゲームで、世界89もの国・地域で販売されています。

Sensor Towerのデータによると、2024年10月30日から12月20日までの
『Pokémon TCG Pocket』の市場別ダウンロード数シェアでは、アメリカがトップで18%となっています。次にブラジル(10%)、フランス(10%)と続きます。

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日本はダウンロード数シェアでは4位となっていますが、収益シェアではトップで40%を占めており、2位のアメリカ(23%)とは2倍近い差があります。Sensor Towerのデータによると、同期間の市場別平均RPD(1ダウンロードあたりの収益)で見ても日本はトップで、2位の香港に対して2倍近い平均RPDの23ドルを記録しています。

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『Pokémon TCG Pocket』の世界的好スタートは、各市場での収益ランキングでも確認できます。Sensor Towerのデータによると、同作の主要市場におけるApp Store収益ランキングでリリース直後から上位を独占しており、集計期間中において日本とフランスではトップ5圏内、アメリカでもトップ10圏内を維持しています。

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こうした人気の背景には、ポケモンIPおよび「ポケモンカードゲーム」の人気に加え、対戦相手をオンラインで探すことができる、カードのデジタル演出やプレイ時の効果音など、
『Pokémon TCG Pocket』ではモバイルゲームならではのメリットをふんだんに盛り込んでいることが世界的ヒットにつながっていると思われます。

加えて、
『Pokémon TCG Pocket』は通常の「ポケモンカードゲーム」よりもシンプルな構成になっており、1回の対戦時間も短くなっているなど、本作で初めてポケモンカードゲームに触れる方へのハードルが低くなっています。ですか、デッキを構築する楽しさや戦略性の高さは引けを取りません。さらに、毎日2パック無料で拡張パックを開封できる点も、毎日プレイしたくなる要素の1つです。

ポケポケの初月の勢いはMONOPOLY GO!を超え、日本でのRPDはポケGOを超える

『Pokémon TCG Pocket』のパブリッシャーであるThe Pokémon Companyは、同作の他にも複数のポケモンIPを活用したモバイルゲームをリリースしています(『Pokémon TCG Pocket』は、The Pokémon Company、Creatures、DeNAの共同開発タイトルです)。

Sensor Towerのデータによると、2024年1月1日から12月20日までのThe Pokémon Companyの世界および日本でのモバイルゲーム別収益シェアを見ると、いずれも60%以上のシェアを占めて
『Pokémon TCG Pocket』がトップとなっています。同作が2024年10月30日リリースであることを考えると、驚異的なスピードで収益を上げていることがわかります。

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この勢いは、どれぐらいのものなのでしょうか。Sensor Towerのデータによると、2024年1月1日から12月20日までの世界におけるモバイルゲーム収益ランキングのトップは
『MONOPOLY GO!』(Scopely)となっています。2023年4月にリリースされた『MONOPOLY GO!』は、リリースから1ヵ月間の世界におけるダウンロード数は1,400万以上、収益は2,000万ドル以上を記録しています。

一方、
『Pokémon TCG Pocket』のリリースから1ヵ月間の世界におけるダウンロード数は3,300万以上、収益は2億ドルとなっており、『MONOPOLY GO!』を超える圧倒的なデータが確認できます。

また、ポケモンIPを活用した人気のモバイルゲームとしては、位置情報ゲーム
『Pokémon GO』、睡眠をゲーム化した『Pokémon Sleep』、MOBA『Pokémon UNITE』などがあります。これらのタイトルのリリースから1ヵ月間の世界における収益・ダウンロード数と比較しても、好調ぶりがわかります。Sensor Towerのデータによると、『Pokémon TCG Pocket』『Pokémon GO』に次ぐ初月スタートを切ったことがわかります。しかし、RPDで見ると圧倒的トップになっていることも確認できます。

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2024年10月リリースながら、日本の「2024年 Google 検索ランキング」の「ゲーム」では、「ポケポケ」がトップなるなど、リリース直後から大きなトレンドとなった本作。2025年にどこまで数字を伸ばしてくるのかに注目です。

Sensor Towerのモバイルアプリインサイトのユーザーは、過去のパフォーマンス指標に加えて、アプリ収益とアプリダウンロード数の推定値を見ることができます。本レポートのSensor Towerの収益予測は、App StoreおよびGoogle Playからのもので、ユーザー総消費額を表しています。

また、データにはサードパーティのAndroidマーケットデータは含まれておらず、App StoreもしくはGoogle Playアカウントの初回ダウンロードのみ集計しています。同じアカウントが他のデバイス、もしくは同じデバイスで行った重複ダウンロードは集計に含まれていません。ダウンロードデータは同じアプリの異なるバージョンもまとめて集計しています(例:FacebookとFacebook Lite)。なお、Google Playは中国本土では利用できません。
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集計期間: 2025年02月17日02時〜2025年02月17日03時