『ドルフロ2』レビュー。3Dで表現された麗しい戦術人形たちの姿が眼福。遮蔽物を活かした銃撃戦もやみつきになるポストアポカリプス戦略RPG

byNiSHi

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『ドルフロ2』レビュー。3Dで表現された麗しい戦術人形たちの姿が眼福。遮蔽物を活かした銃撃戦もやみつきになるポストアポカリプス戦略RPG
 サンボーンが開発し、Haoplayが運営を手掛ける人形と切り開くポストアポカリプス戦略RPG『ドールズフロントライン2︰エクシリウム』(ドルフロ2)。2024年12月5日にスマートフォン、PC向けにリリースされた本作は、銃器を擬人化した、終末的な世界観を特徴とする戦略RPG『ドールズフロントライン』(ドルフロ)の続編となるタイトルだ。

 そんな本作のクローズドβテスト(CBT)が、11月12日~19日まで開催。本稿では、CBTをプレイして判明した本作の特徴や魅力をリポートする。

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※この記事は『ドールズフロントライン2︰エクシリウム』の提供でお送りします。

実在性のある戦術人形たちとハードボイルドな指揮官が過酷な世界を生き抜く

 本作の舞台は、前作『ドルフロ』から約10年後の世界。プレイヤー(指揮官)はかつて所属していた組織から離脱し、汚染地域で賞金稼ぎとして活動。さまざまな勢力との物語が描かれる中で、指揮官は本来の自分を取り戻すために奮闘していく。
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 物語の時間軸が10年後に進んだことに合わせて、グラフィックも2Dから3Dへと進化。物語パート、戦闘パートともに、3Dで表現された戦術人形(キャラクター)たちが活躍。弊誌で実施した羽中プロデューサーへのインタビューでは、戦術人形の3Dモデルには相当力を入れているという旨の発言があったが、実際にCBTをプレイしてみると、ゲーム内で活き活きと動く麗しい戦術人形たちの姿にまず圧倒された。
 バトル時はもちろん、ストーリー中のムービーシーンでも3Dで表現された戦術人形たちが登場するのだが、激しい戦闘描写の中でも、細部までこだわり抜かれた3Dキャラクターが多彩な表情を見せながら躍動する。その様は違和感がなく、カクつくこともない。物語はもちろん、戦術人形たちの魅力も存分に伝わってきて、とことん本作に没入することができた。前作から戦術人形とともに歩んできた指揮官さんたちもきっと満足するデキになっていること請け合いだ。
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 物語パートについては、指揮官のセリフ量が多く、とにかくしゃべるのが印象的だった。戦術人形たちはもちろん、指揮官もフルボイス。指揮官の性別は男女どちらかを選べて、筆者は男性を選択。皮肉屋でハードボイルドな男性指揮官が、戦術人形たちと息の合ったやり取りを行う姿が痛快。随所でユーモアも交えて展開されており、読み進めていて飽きが来なかった。
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会話パートは2Dで進行するが、セリフに合わせて戦術人形たちも表情や仕草をコロコロと変えるので、見ていて楽しい。
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豊富なスチルも、物語を盛り上げてくれる。
 一方で、筆者は前作未プレイだったので、物語の大筋の内容は理解できたものの、世界設定の詳細や指揮官と戦術人形との関係性などをすべて把握することは難しかった。本作からシリーズに触れた人の中で、戦術人形たちの過去の活躍なども確認したい場合には、前作『ドルフロ』も合わせてプレイしてみるといいかもしれない。そうすることで、『ドルフロ2』もいっそう楽しめることだろう。
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前作で活躍した戦術人形たちも引き続き登場。成長した姿を見届けることができるのは、熟練指揮官にとって感慨深いことだろう。

遮蔽物に身を隠しながら敵を射抜く戦略性の高いSRPG

 バトルは、自軍と敵軍が交互に切り替わるターン制のシミュレーションRPG。オーソドックスな内容となっているので、同ジャンルになじみのないプレイヤーでも違和感なく進められるはずだ。
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 特徴的なのは、遮蔽物や体勢値システム。遮蔽物はそのものズバリ遮蔽物で、敵の攻撃から自プレイヤーを遮蔽物で隠すように配置すれば、被ダメージを減らすことができる。高低差のあるステージでは効果が顕著になり、高所かつ、遮蔽物のある場所から攻撃を加えればとても有利になり、ほとんど一方的な戦闘となる。

 体勢値は、格闘ゲームのガードブレイクのようなイメージ。攻撃を加え続けて体勢値をゼロにすれば防御力が下がり与ダメージが増える。ただし、体勢値は味方にもあり、ゼロにされるとダメージを多くくらう。

 まとめると、“遮蔽物をうまく利用しつつ、敵の体勢値は減らし、味方の体勢値はゼロにされないように立ち回る”というのが本作の戦闘においてひとつコツになるポイントだ。

 マップに点在する遮蔽物に身を隠しながら、戦術人形を動かしていく。シンプルだけど戦略性も担保されたバトルは遊び応え満点。バトル中の攻撃時には、事前にどれだけダメージが与えられるかの与ダメージ値が表示され、ターンを巻き戻せる機能も搭載。落ち着いて進められるので安心だ。
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 戦闘バランスとしては、CBT中はガチャがほぼ無限に引けてSSRの戦術人形や武器を揃えることが容易だったので、ストーリー中はとくに苦戦することはなかった。一方で、高難度のステージに挑めるコンテンツも用意されていたため、歯ごたえのある戦闘を楽しみたい方も満足できるはずだ。
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戦術人形の魅力を堪能できる要素が盛りだくさん!

 戦術人形の育成要素が豊富なのも本作の特徴。大きな点でいうと、“ノード”システムと“キー調整”の存在。“ノード”は、スキルツリーで能力を強化していくシステムで、戦術人形のステータスを底上げできる。“ノード”を進めていくと、固有キーや汎用キーが入手でき、装備させることでパッシブ効果を発動させられる。
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各種強化時、訓練中のアニメーションが挿入。ここにも戦術人形たちを魅力的に見せるこだわりぶりが。
 戦術人形のほか、武器の強化要素も。基本的なレベルアップのほか、さまざまな効果を持つアタッチメントを任意で変更できる。戦術人形も武器も、自分好みにとことん育成できるのだ。戦術人形や武器のレベル、武器のアタッチメント、ノードなど、強化要素が多岐に渡るので、成長実感が沸きやすく、少しずつ育成していくのが楽しい。
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 育てた戦術人形たちを活躍させられる場所も豊富。巨大なボスに挑む大型目標挑戦、非同期PvPの実弾演習、高難易度のステージを攻略する戦力測定、特殊な強化が施された強敵を撃破していく大規模演習など、豊富なやり込みコンテンツの数々で、お気に入りの戦術人形ととことん戦場を遊び尽くせるのが魅力的だ。
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 お気に入りの戦術人形といえば、休憩室の存在も見逃せない。戦術人形ごとに用意されたモーションのもと、彼女たちのリラックスしている姿を鑑賞できる。服装を変えられるほか、フリーカメラで自由なアングルで観察できる。かなり接近できるので、とことん彼女たちの魅力を堪能できるのはうれしい点だ。
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休憩室以外に、お気に入りの武器を飾って眺める武器展示室も。ガンマニアのニーズも満たしている。
 ハイクオリティな3Dモデルによって魅力が増した戦術人形たちと、ハードボイルドな指揮官による息の合ったやり取りがおもしろいストーリー、シンプルながら奥深い戦術シミュレーション形式の戦闘、豊富なコンテンツの数々。前作からの指揮官はもちろん、本作から始める方でもとことん遊び尽くせる仕上がりとなっているので、少しでも惹かれた要素があった方はぜひプレイしてみてはいかがだろうか。

 なお、リリース日12月5日から、豊富なリリース記念イベントが続々開催。ミッションをクリアーすることでSSR人形“ヴェプリー”が獲得できる査定項目のほか、各種スキンの登場、SR人形“ロッタ”やSR武器“M1スーパー90”などの豪華報酬も手に入り、イベント限定チャレンジステージ、ミニゲームも楽しめる大型イベント“ガラス島を行く者”が開催。指揮官の任務が豊富に用意されているので、スタートダッシュを決めて各種イベントを遊び尽くそう!
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      集計期間: 2025年01月17日01時〜2025年01月17日02時