“Steam Deck OLED”限定版ホワイトカラーが発売。今後のカラバリやSteam Deckの売れ行きをValve社に聞いてみた

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“Steam Deck OLED”限定版ホワイトカラーが発売。今後のカラバリやSteam Deckの売れ行きをValve社に聞いてみた
 2024年11月19日、“Steam Deck OLED: 限定版ホワイト”がSteam Deckオンラインストアにて販売開始された。価格は10万9800円[税込]。

 白とグレーの限定カラーのSteam Deck OLED: 限定版ホワイトモデルで通常版Steam Deck OLED 1TBモデルと同じ仕様。専用キャリングケース、限定版ホワイトのマイクロファイバークリーニングクロスが付属する。今回Steam Deckのデザイナーであるローレンス・ヤン氏にメールインタビューを実施したのでその模様をお届けする。

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ローレンス・ヤン

ValveのSteam Deckデザイナー。


――限定版ホワイトモデルを発売することになった経緯を教えてください。また、前回のOLED 限定モデルでは、日本での販売はありませんでしたが、今回日本での販売を行う理由、狙いを教えてください。

ローレンス
 2023年の限定版(1TBモデルのスモーク半透明バージョン)は米国とカナダのみでの販売でした。その反響をみると限定版のカラーバリエーションに対する関心が非常に高いこと、とくにほかのSteam Deck出荷地域からの関心が多いことを知り、うれしく思いました。そこで今回のホワイト限定モデルはSteam Deckを出荷しているすべての地域で提供することになりました。

――限定カラーでホワイトを採用した理由を教えてください。

ローレンス
 限定版ホワイトの中身はブラックのSteam Deck OLED 1TBモデルとまったく同じです。ホワイトカラーはおもしろい“反転”の組み合わせになるだろうと考えて採用しました。OLEDモデルであることを強調するために、電源ボタンを明るいオレンジを引き続き使用しています。

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――今後もこういった限定カラーなどの展開は考えていますでしょうか?
ローレンス
 はい、今後別のカラーを検討する際には、みなさんの反応などを考えていきたいです。

――2023年に発売したSteam Deck OLEDの評判や売れ行きに対する手応えを教えてください。

ローレンス
 Steam Deckが発売以来全体的に非常に順調に進んでいることに満足しています。とくにSteam Deck OLEDへのアップデートで多くの顧客のフィードバックに対応できたことに喜びを感じています。ハードウェアの更新(より明るいスクリーン、より長いバッテリー寿命、より速いWi-Fiなど)に対して、多くの人々が楽しんでいるかを確認できたことは、私たちにとって大きな成果です。販売数は公表していませんが、順調に進んでいることは自信を持って言えます。

 私たちはつねにSteam Deckに向き合っており、パフォーマンスを改善し続けるためにソフトウェアの更新をしています。OLEDモデルはハードウェア面での初めての大きなアップデートであり、今後もさらに進化させていく予定です。

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