NCSOFTから好評配信中の、スマートフォン(iOS/Android)、PC向け“ドラマティック縁バトルRPG”『護縁(ごえん)』。『護縁』はいい。何がいいってキャラがいい。“ドラマティック縁バトルRPG”と銘打つだけあってキャラとの縁を感じてしまい、いわゆる“キャラ愛”を注ぎたくなる。その気はないのに、ついつい注いでしまう。
この記事はNCSOFT『護縁』の提供でお送りします。
ドラマティックの名に偽りなく、映像作品のように大迫力の戦闘やイベントシーンを楽しめるのが本作の魅力だ。『ブレイドアンドソウル』(以下、『ブレソ』)シリーズと世界観を同じくしており、あちらは見た目も物語もしっかりシリアス。『護縁』の表現はアニメタッチで、キャラの個性をあえて極端にしているようにも思える。
つまり、キャラ立ちしているので、「はぁ……好き!」となるキャラが見つかりやすいのである。
アニメ的な表現によって、キャラクターの表情が非常に豊かに動く。だからこそキャラの個性が生き生きと感じられる。
キャラクターガチャにあたる“英雄募集”は、ゲームを進めていくと無課金でも大量に回せる。新たなキャラとどんどん出会えるわけだ。
もう御託はいいだろう。要するに、本作のキャラはとても魅力的で、推し語りがとても捗るのだ。ここからは推しキャラについて語らせていただくことで、これまで触れてきた本作の魅力の証左としたい。
ちなみに本作では育成アイテムを集中させると、ほぼすべてのキャラをびっくりするほど強くできる。推しキャラへ愛を注ぎまくるプレイも存分に楽しめるのだ。
『ブレソ』大好きライター:カイゼルちくわの推し
私は『ブレソ』シリーズを長らくプレイしている。この経歴を踏まえつつ、まずは“ユウ”を推させていただきたい。
動物の耳と尻尾を持つ“リン族”の少年ユウ。すごいドヤ顔。
私は別にケモっ子や少年キャラの愛好家というわけではない。ないのだが、親戚のちっちゃい生意気ざかりの子を微笑ましく見守っているような気分になる。保護欲をかき立てられる。信じてほしい。
ユウは“ホン門派”という武功を磨く一派に所属しており、『護縁』の世界では門派の末弟子にあたる。本作の3年後の世界が舞台の『ブレソ』では主人公が末弟子となるので、唯一の後輩にうれしそうに先輩風を吹かせていたのが思い出深い。
そう。ユウは生意気な子供っぽい見た目のとおり、かなりのお調子者なのである。しかし根は真面目で困っている人を見逃せない性格なので、ふざけきれないというあたりも推しポイントだ。要するに、すごくいい子。くぅ~!
巫女ベル・キッカに惚れており、いいところを見せようとして空回る姿も微笑ましい。くぅ~!
まだ未熟な主人公ユキたちに、調子に乗って世話を焼きたがる。
使う技がコミカルで、他キャラよりも表情豊かなのも魅力。本作のフィールド戦闘での各モーションはもちろんのこと、ターン制RPGのシステムでバトルを行なう“戦術戦闘”では、そのコミカルさが最大限に発揮されている。眺めているだけでも楽しいキャラだ。きっとこれが「寿命が延びる」という感情なのだろう。それ正解。
メインストーリーを実際にプレイしていただければ、そのお調子者っぷりや姉弟子ジニーとの微笑ましいやり取りに癒されること請け合い。復讐という重圧を抱えたユキの物語における、一服の清涼剤になってくれる。
プレイを開始した序盤、「『護縁』ってこんなに重い話なんだ……」とプレイヤーが思い始めるあたりで登場してくれるのも、じつにありがたい。天使としか言いようがない。ユウくんマジ天使。
ここまででも十分に魅力的なキャラなのだが、筆者は3年後の世界が舞台の『ブレソ』で、ホン門派の面々がどうなるかを知っている。なので、元気に駆け回る彼の姿を見ているだけでも感慨深いものがある。それだけでうれしい。
キャラクターのサイドストーリーを描くコンテンツ“江湖録”で、ユウは“帰天術”という技を身に付ける。ストーリー的に何の意味があるのか分からなかった人も多いかと思うが、『ブレソ』の世界を知っている身からすると目頭が熱くなる。
ホン門派の行く末は『ブレソ』の最序盤で描かれる。ユウやジニーを気に入ってくれたうえでその顛末が気になってきたという人には、ぜひこちらもプレイしてみていただきたい。
絶対ですよ。
傾国の美女。そして毒鎖の女傑:ユ・ラン
毒の鎖を使いこなすユ・ラン。いかにも悪役に見えるが……。
もうひとり推しておきたいのが、セクシーな姿に視線を奪われがちなユ・ラン。外見は当然として、戦いかたもいい。いかにも毒使いの悪女といった感があり、戦術戦闘では仕草のひとつひとつでその魅力をいかんなく発揮する。
ぴっちりしたレザーの服やつなぎとかを着こなす女性ってかっこいいですよね。峰不●子とか。ド■ンジョ様とか。
黒龍教という怪しげな連中から“蠍魔王(かつまおう)様”と呼ばれていたりと、いかにも敵になりそうなキャラでもある。しかし、いまのところ『護縁』のストーリーではユキと敵対する様子はなく、首をかしげた人もいることだろう。ユ・ランが本格的な敵役になるのは『ブレソ』時代の話なのだ。
チャド・ジンケンが『ブレソ』の時代に本格的に“魔”に傾くまでは、彼を慕うユ・ランも暗躍こそすれ、本格的な悪役にはならない。
ユ・ランを語るうえで、“武神”チャド・ジンケンは外せない。ユ・ランは不遜な悪女だが、武神のことは心底から慕っている。その二面性がとてもかわいい。
“絆管理”の画面でユ・ランとチャド・ジンケンとの絆を深めると見られるストーリーで、ふだんとはまったく異なる彼女の姿が見られる。このギャップが最高だ。悪女と見せかけてじつは純情。基本と言えば基本だけど、その基本を丁寧に描くところにNCSOFTの実力が見て取れる。担当された方、今度飲みに行きませんか。
おそらく本作でも屈指の忠臣ぶり。
また、彼女には元芸妓という経歴があり、服などに非常に気を遣う一面も持つ。戦闘面だけでなく、“いい女”としての振る舞いのレベルも非常に高い。女性が憧れるかっこいい女性像とは、きっとこのこと。いろいろな意味で“大人”な彼女に、ついつい惹かれてしまう。こういう人に朝出かける前に曲がっているネクタイを悪態つきつつ直してほしいと考えたとき、私は大人になったんだなと感じました。
商店(ショップ)にある衣装の説明で、オシャレに対する姿勢を確認できる。今後、ほかの服を着た姿を見せてくれる可能性も?
ユ・ランは本作では最高レアリティーの“特殊英雄”ではあるが、英雄募集を毒属性ピックアップにしてひたすら回し続ければ高確率で入手できるし、最終的には交換で確実に仲間にできる。推しキャラが特殊英雄だった場合に有効な入手方法なので、覚えておこう。
ちなみにユ・ランもユウと同じく、『ブレソ』の世界ではストーリー上で非常に印象的な活躍を見せる。こちらは第1部のストーリーを、かなり進めないとすべては見られない。
しかしご安心あれ。『護縁』時代の前を描いた前日譚を『ブレソ』公式サイトの“書庫”で読めるので、ユ・ランについて気になった人はぜひ読んでいただきたい。
新キャラ追加で、縁がさらに増える
いまの段階でも多くの縁が用意されている『護縁』だが、2024年9月25日(水)には、新たな英雄(プレイアブルキャラクター)として、『ブレソ』シリーズの人気キャラ“ポー・ファラン”が登場。
この子がポー・ファラン。
私、ライター・カイゼルちくわは『ブレソ』時代からのポー・ファランファンクラブ会員(自称)でもある。この子もじつにいい。単にかわいいだけでなく、海賊育ちの荒々しさとおじいちゃんっ子というギャップと、細身の少女が巨大なガトリング砲をぶん回すという強烈な個性を持っている。しかも左右非対称ツインテールボクっ娘だぞ。えーっと、グッドデザイン賞を受賞してましたっけ?
失礼、ついつい早口になってしまった。しかし『護縁』のキャラには早口で語り始めてしまうだけの、溢れんばかりの魅力があるということの証拠でもある。
これまで語ってきたキャラの魅力の集大成ともいえるポー・ファラン。なお、『護縁』は『ブレソ』の3年前の世界とはいえ、同じ歴史を歩むとは限らない。違う人物として育っていく可能性もある。一目見て少しでもビビッときた人は、その縁を大事にする意味でも、大いに愛でていただきたい。
関係性オタク:松葉の推し
『ブレソ』未経験の私だが、『護縁』のキャラに強く惹かれている。ビジュアルもさることながら、“絆管理”のように、コンテンツとしてキャラどうしの関係性が描かれている点が非常にいい。なぜなら私はキャラの関係性に至上の尊さを見出す“関係性オタク”ってやつだからだ。
ファミ通.comから「その辺を語ってほしい」と依頼されたので、語らせてください。
”絆管理”という画面でキャラ同士の関係を確認できる。
この世界に登場する英雄たちが、ゆかりのある相手に対して、どう思い、考え、接しているのか。本作をプレイしているとそういった要素が垣間見えるので、徐々にいろいろなキャラに愛着がわいてくるのだ。
お忍び姫様グレン・マリナと護衛武人ジャン・バイド
まず、見た目がドストライクなグレン・マリナ。彼女はお忍びの姫。パラム帝国の皇女という身分でありながら、それを隠して行動している……のだが、その言動と所作からは高貴さがにじみ出ていて、ひと目見ただけで、彼女がやんごとなき御人だとわかるほど。サイドヘアのバランスがこのうえなく美しい、完全無欠の姫カットだし。
齢15らしいあどけなさはどこか残しながらも、覚悟を秘めた眼差し。この表情が、彼女が持つ魅力の一端を表している。
そんなグレン・マリナに仕えるのが、護衛武人のジャン・バイド。幼いころからグレン・マリナひと筋。端正な容姿を持ちながら、一心にグレン・マリナの側に身を置いていたことで世間のことには疎く、天然ボケをかますこともしばしば(あざとい!)。グレン・マリナを支えることに特化した全身グレン・マリナ人間が、ジャン・バイドという男なのだ。
姫様の意図を汲んで寡黙に支え続ける彼の姿にはグッとくる。“グレン・マリナから賜った長剣”を武器として振るいつつ、手入れを欠かさない忠義心。そして何より、彼女に自身のことを気遣わせないように気を遣うところが、思いやりに溢れていて尊い。もちろん姫様の側もジャン・バイドを非常に気にかけているわけで、このお互いの優しさに、ニヤニヤが止まらなくなる。そういうのもっとちょうだい!
グレン・マリナはその内面・外面の美しさだけでなく、編成しておくとチームの耐久度を上げてくれたり、パーティにおけるスキルの回転率を上げてくれたりと、非常に頼りになる。これも、彼女の優しさが成せるわざなのだろう。
だんだんクセになる悪徳役人マド・ヨーガン
マド・ヨーガンは、“悪行が嫌い”なグレン・マリナとは対照的に、自らの欲望に忠実な悪代官チックな人物。というか、本当に我々の家門に引き入れて大丈夫なのか?と不安になる性格で、逆にそれが私の興味が強くそそられている部分でもある。オフィシャルな紹介にして“迷惑な塊”とまで称されている彼の運命やいかに。
でっかいおなかを携えた、だらしない身体。“恩を着せる”のが特技で、金と権力、そして酒色が大好き。賄賂に喜び、義をかけらも感じさせない男。若輩のトリュ(16)にも容赦なくお金をたかる中年(44)。縁は縁でも、彼は因縁をつけに行く。だがしかし、なるほど仲よしこよしだけが縁だけではない、ということに気づかせてくれる存在でもあるのか。
そんな自分中心の利己的なやつだけど、編成に入れると防御力を上げ、バリアを張り、制御状態を解除して……と、なかなかにいい働きをしてくれる。正直、私は彼に対してどういう感情を向ければいいのか、いまだによくわかっていないのだが、なんというか、動きから声までのすべてがクセになってくる。金の力を見よ!
どうやら『ブレソ』にも登場するようだが、3年後の彼がどんな姿をしているのかを想像して楽しめるのは、『護縁』からこの世界に踏み入れた新参者の特権とも言える。マド・ヨーガンとテワンの絆レベルは上げ始めたばかりだが、もしかしたら鍛錬でムキムキになったマド・ヨーガンが見られたり!? ……は、しないんだろうなあ。
悪鮫老将ティアクが一頭身かわいい
悪鮫族。こわい響きの種族。悪鮫天王と悪鮫老将。こわい響きの種族がこわい響きの役職に就いている。そのこわい2名が結ばれた“絆管理”画面を見てほしい。
「助けが必要じゃ。」「どうしたのですか?」
なんか、かわいいんだよな。そう、そして悪鮫老将ティアクは見た目も一頭身でかわいい。ギャップだ。ギャップでオトそうとしている。いとも簡単に私は落ちた。
義理と名誉を重んじる悪鮫天王とのやり取りは天王の豪快さと老将の冷静さがちょうどよくて、バディ感があって良い。知的な発言とは別に、立ちモーションがぴょこぴょこしているのがかわいい。なんだこのおじいちゃんは。
また、ティアクはほかの悪鮫族と同様に“弱者”を嫌いなものとしつつ、弱者に甘いところがある(種族としては異質な考え方)というのも、強者として、老将(100歳以上らしい)として成熟したものを感じさせる。マスコット的に軽率な気持ちで推し始めたが、キャラとしての深さも持ち合わせているとは恐れ入った。だから、いまは尊敬の念でこの御仁を眺めている。それはそれとしてかわいいけども。
性能面でも、持続ダメージを受ける状態異常“中毒”を相手に転移させることができるので、ストーリー攻略や対人などのコンテンツでピンポイントに活躍できるのが嬉しいところ。単純な武だけでなく、老練な戦略性を併せ持つのがティアクらしいのだ。
担当編集者からは「ほんとはグレン・マリナについてずっと語りたかったのでは?」と詰められた。そういう気持ちもある。
難解:ファミ通.com編集者 ミス・ユースケの推し
ユースケ
ここからは僕の好きなキャラをプレゼンしていきます。
ちくわ
急に記事のスタイルが対談形式に変わるパターンってあるんですね。
ユースケ
ちくわさんと松葉くんの語りだけで記事としては十分なボリュームがあるから、僕は好きにやっていいかなと思って。
ちくわ
それは広告主のNCSOFTさんに確認してください。たしかセクシーキャラが好きなんですよね。前に聞いたことがある。
ユースケ
僕が好きなのはアユラです。
ちくわ
意外~。もっとお姉さんがいいと言ってませんでしたっけ?
ユースケ
そうですね。ふだんはいやらしいお姉さんがすごく好きなんですけど。
ちくわ
言い方。
ユースケ
は? NCSOFTさんに配慮した言い方なんだが?
いつもはダン・ロアナみたいなキャラクターを好む。黒髪ロングのセクシー強めお姉さん。
ユースケ
キャラクターが使う武器は重要だと思うんです。ビジュアルから個性が見えてくるじゃないですか。
ちくわ
たしかに。でかい剣を持っていたら豪快な性格なんだろうな、とか。
ユースケ
ゲームに出てきてほしい武器がふたつあるんですよ。ひとつはノコギリ。敵にはなるべく苦痛を味わってほしいので、足をかけてぎこぎこやりたい。
ちくわ
広告記事で深淵をのぞかせるな。
ユースケ
色っぽいお姉さんがノコギリ使いだったら憧れますね。チェーンソーを持ったキャラは(ほかのゲームやマンガなどで)見たことあるけど、ノコギリレディーはブルーオーシャンなんじゃないかな。
ちくわ
ブルーオーシャンもそんな言葉とかけ合わされるとは思っていないでしょうね。
ユースケ
ここでアユラを見てほしい!
ユースケ
ちょっと恥ずかしいんですけど……かわいい女の子にはハサミを持ってほしい。夢が叶いました。
ちくわ
性癖が特殊過ぎるから直接的なお色気にならず、止められないから余計にたちが悪い。
ユースケ
裁縫の裁ちバサミくらいのサイズだったらベストなんですけど、それだとハサミが目立たない。開発スタッフはハサミを見せたかったから大きくしたんだと思います。おれたちのハサミを見てくれ、と。その気持ちはすごくわかります。
ちくわ
その理解の示され方、開発スタッフは想定していないと思います。
悪い顔もいいですね。
ちくわ
どうしてハサミが好きなんですか? やっぱり少しずつ切って苦痛を与えたいから?
ユースケ
それもあるんですけど。
ちくわ
あるんだ。
ユースケ
鎌に命を刈り取るイメージがあるように、ハサミには断ち切るイメージがある。運命の糸を断ち切るような。僕の命運を握っていてほしいんです。
ちくわ
難解。
ユースケ
持続ダメージを与えたり生命力が減ったらそのぶんダメージが上がったり、ひたすら敵を削ることに特化しているのもいい。全体的に不穏なんです。
ちくわ
ヤンデレの擬人化みたいな性能ですね。
ユースケ
アユラは闇属性の達人英雄。ゲームを少し進めるともらえる“[選択]達人英雄募集券”ですぐに出会えます。闇属性のピックアップ英雄募集を回しているうちに仲間になる手軽さもいい。あとわかりやすい魅力で言うと……。
ちくわ
(……ごくり)
ユースケ
初期衣装は白タイツなんですけど、超越で強化すると白いオーバーニーになるんです。
ちくわ
たっぷり間を使って言うことか。
ゲームやアイドルのファン界隈では、推しについて語ったり何らかの栄養を吸収することで寿命が延びると言われている。そういう意味で、『護縁』は健康にいい。さあ、好きなキャラと縁を結んで長生きしよう!
ちくわ
記事の締め方がおかしい。