ネオロマンスゲームの誕生
『アンジェリーク』は光栄(現コーエーテクモゲームス)から発売された恋愛シミュレーションゲームであり、いまなお続く人気シリーズの第1作。プレイヤーは宇宙を統べる女王の次期候補アンジェリークとして、光、闇、風、水、炎、緑、鋼、夢、地の力を司る9人の守護聖たちと協力して大陸を育成することになる。

セリフと言えば、炎の守護聖オスカーの「お嬢ちゃん」はとくに有名で、『アンジェリーク』を知らなくてもセリフだけは知っている方も多いはず。燃えるような赤い髪、キリリとした目、騎士のようなたくましい体(ちなみに身長は189センチ)のオスカーの顔が画面いっぱいに表示され、さらりと口にする「お嬢ちゃん」という言葉に、誰しも少女のようなときめきを覚えただろう。


当時、女性をメインターゲットに据えた『アンジェリーク』の登場は革命と言っても過言ではない。開発を手掛けたルビーパーティーは、『アンジェリーク』を皮切りに『遙かなる時空の中で』や『金色のコルダ』など、つぎつぎとヒット作を連発。ルビーパーティーが展開する作品は“ネオロマンス”という総称で愛され、“女性向け恋愛ゲーム”という一大ジャンルを確立した。


ちなみに、いまでこそ声優がキャラクターを演じることが当たり前になっているが、第1作目の『アンジェリーク』には音声がついていなかった。初めて音声が収録されたのは、1995年に発売されたシリーズ2作目の『アンジェリークSpecial』。超豪華声優陣がキャラクターに命を吹き込み、作品の世界はさらに煌めきを増した。


『アンジェリーク』が発売から30周年を迎える今年(2024年)いちばん大きなニュースとなったのは、9月18日から“ファミリーコンピュータ&スーパーファミコン&ゲームボーイ Nintendo Switch Online”で遊べるようになったこと。このニュースには多くのファンが歓喜しただろう。お嬢ちゃん、この機会に遊んでみてはいかが?



















