携帯機向けとは思えない作り込み
正直なところ、4人で対戦するのに「携帯型ゲーム機で大丈夫か?」と思ったのは筆者だけではないはず。しかしながら仕上がりは予想を遥かに超える高クオリティー。キャラクターには見やすいように縁取りを付けるなどの工夫があり、小さな画面でも視認性がバッチリだった。モーションも滑らか、ぬるぬるで最高だった。ボリュームもすさまじいものがあり、ニンテンドー3DSでここまでできるとは……と最終的には誰もが感心しきりだったのでは。
『大乱闘スマッシュブラザーズX』以降は他社のゲストキャラも参戦しているが、今回は『ロックマン』シリーズのロックマン、『パックマン』シリーズのパックマンといった面々が登場してゲームファンを驚かせた。キャラクターはWii U版と同じでありつつも、ステージの作りはまったくの別モノになっていたのもなかなか衝撃的だ。
また、DLCにも初対応。さらなる挑戦者たちとして『ベヨネッタ』シリーズのベヨネッタや『ファイナルファンタジーVII』のクラウド、『ストリートファイター』シリーズのリュウも参戦した。ダウンロードファイターの発表時は、SNSなどでかなり盛り上がっていた記憶がある。
最新作は2018年12月7日に発売したNintendo Switch用『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』。歴代ファイターが全員参戦したシリーズ最高傑作との評判で、盛り上がっている真っ最中だ。未体験であればまだまだ間に合うのでぜひ参戦を。
話が少し脱線するが、『スマブラ』の生みの親である桜井政博氏が、自身のYouTubeチャンネル“桜井政博のゲーム作るには”で、“大乱闘スマッシュブラザーズ for 3DS / Wii U 【企画コンセプト】”と題して制作秘話を語っている動画がある。作り手の目線から語られる話はとても興味深い内容なので、ぜひチェックをしてみてはいかがだろうか。