
3Dステルスゲームを確立した世界的ヒット作
『メタルギア ソリッド』は、コナミ(当時)から発売されたステルスアクションゲーム。世界的なゲームデザイナーとして知られる小島秀夫監督が手掛けた『メタルギア』シリーズの3作目にして、我々がよく知る『メタルギア ソリッド』シリーズの1作目にあたる作品だ。
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本作をきっかけに小島監督の名前が世界に轟くようになったのは間違いなく、また3D空間におけるステルスゲームのおもしろさを世界に広め、浸透させることにも大きく貢献。今日の3Dステルスゲームのムーブメントは『メタルギア ソリッド』から始まり、確立されたと言っても過言ではないだろう。
なお、『メタルギア』シリーズはこれまでに累計販売本数が6000万本を突破したことがKONAMI公式ページにて明らかになっている。
プレイヤーは、ソリッド・スネークとなり、アラスカの孤島シャドー・モセスでの単独スニーキングミッション(潜入任務)に挑むことになる。任務はふたつあり、人質になっているDARPA(国防高等研究計画局)の局長ドナルド・アンダーソンとアームズ・テック社社長ケネス・ベイカー両名の救出と、武装集団の核発射能力の有無を調べ、発射が可能な場合は阻止すること。
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『メタルギア ソリッド』でいちばん驚かされたのは、やはり潜入ミッションの臨場感の高さになるだろう。当時すでに3D表現自体は珍しいものではなかったのだが、3Dのフィールドで潜入任務は想像の遥か上をいくドキドキを味わえた。
敵に発見されないように物陰やベッドの下に身を潜めたり、通気孔を伝って移動したり。はたまた、壁越しにちらりと様子をうかがいつつ、コツコツと壁を叩いて敵をおびき寄せてみたりするなど、それまでのゲームでは実現不能だったシチュエーションの連続に「こんなにいろいろなことができるのか」と驚嘆させられたものだった。随所でカットシーンが挿入されるところもじつにドラマチックでよかった。
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なかでも多くの人が忘れられない存在としてサイコ・マンティスの名を挙げるのではないだろうか。彼は超能力を駆使するボスで、デュアルショックの振動機能を使って念力を、セーブデータから遊んだゲームを言い当てて透視能力を表現するなどメタ的なネタが多い点も個性的だった。
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2023年10月24日には、シリーズの集大成となるコレクション作品の第1弾『メタルギア ソリッド:マスターコレクション Vol.1』がNintendo Switch、プレイステーション5(PS5)、プレイステーション4(PS4)、Xbox Series X|S、PC(Steam)向けに発売。
また、『メタルギア ソリッド3 スネークイーター』を原作としたリメイク作品『METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER』(『メタルギア ソリッド デルタ: スネークイーター』)も発売が決まっている。発売日などの詳細は未定だが、シリーズファンは楽しみに待っていよう。
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