Treyarchが手掛ける、特殊部隊の秘密作戦を描く『Black Ops』シリーズの最新作である本作。全方位に走れるといった革新的なシステム“オムニムーブメント”の登場やプレステージの復活などで注目を集めている。
アメリカ・ワシントンD.C.にて、動画クリエイターとメディア向けに先行体験会が開催。ここでマルチプレイをひと足先にプレイする機会を得たので、オムニムーブメントの使用感などをお届けする。
また、日本時間8月31日~9月5日の期間、予約をしたユーザーとXbox Game Pass加入者を対象にオープンベータテスト第1弾がスタート。9月7日~9月10日の期間には、全プレイヤーが参加可能なオープンベータテスト第2弾も実施される。ベータテスト開始前に本稿で予習しておこう!
"オムニムーブメント"はアクロバティックなアクションを実現。最初は操作に違和感があるものの、慣れればクールに撃ち合える
ただ、慣れてしまえば違和感はなくなり、どの方向にもスムーズに移動できるため、移動が楽しくなるレベル。とくに角をクリアリングする際には、その方向を見ながらダッシュしたり、スライディングできるので、撃ち合いの戦術の幅をかなり広げている。
ADS(エイム)時の挙動に関しては、前方向に進む際は早く感じたが、横移動は従来とほぼ変わらない。ADS(エイム)中の横移動の速さは武器のアタッチメントで速くすることもできるので、これまでとは大きな変化はないと思ってもらっていい。
一度慣れてしまえば、複雑な操作を必要とせず全方向にスライディングやジャンプができるようになり、とにかく爽快。窓から飛び出して180度回って敵を倒すなど、映画のワンシーンのようなクールなキャラコンを誰でも気軽に行えるはずだ。
まさに映画。敵を盾にできる新システム
敵を盾にすることで正面からの被弾を抑えてくれるため、実質的にHPが2倍となり、撃ち合いで大きく有利を作れるのだ。ちなみに捕まえた敵は、制限時間が切れる前に解放かそのままとどめを刺すかを決めることができる。
敵を盾にしているあいだは、移動速度が減少してADS(エイム)ができず、射撃は腰撃ちのみとなる。また、ボディシールドにしている敵のHPがなくなった場合は、そのまま自分のキル扱いになる。
なお、おもしろいことに捕らえているプレイヤーと捕まっているプレイヤー間でVCもできるようだ(『Warzone』などでの限定的な可能性あり)。映画のように「敵の居場所を言え!」などとスパイらしいRP(ロールプレイ)もできそうだが、正直そんな暇はないかもしれない。もちろんこのシステムは悪用厳禁。
新武器が12種類登場。ガンスミスも健在
武器関連でうれしい点として、武器クラス内でアタッチメントが共有される点だろう。アサルトライフルのXM4でレッドドットサイトを一度アンロックすれば、ほかのアサルトライフルでも使えるというものだ。武器のアタッチメント解放はストレスになることもあったため、ありがたいシステムと言える。
そのほか専用のメレースロット、いわゆるナイフスロットも用意。ベータ版では2種類のナイフが確認できたが、PVではバットなども登場していたので、さまざまな種類が用意されていそうだ。ちなみに、開発いわく「全員がナイフを持ってちょこまか走り回る状況は避けたい」とのことで、入念に調整されている様子。
また、『CoD:MW』シリーズではおなじみのガンスミスも導入されており、ミリタリー好きには堪らないだろう。
パークはオーソドックスなものばかり。同じプレイスタイルのパークを装備するとユニークボーナスがもらえる
同じプレイスタイルのパークを3つ装備することで、それぞれの特徴に特化した追加バフをもらえるユニークボーナスが装備される。
ベータでは8つのマップをプレイ可能。3レーンマップはやはりおもしろい
実際、いちばん狭いマップをプレイしてみたが、いい意味でずっと戦い続けるようなマップデザインだと感じた。そのほかのマップは、しっかりと3レーンを意識して作り込まれており、「どのレーンから展開していくか」など、戦術を考えさせてくれるような古きよきマップになっていた。
改めてにはなるが、オープンベータテストは、日本時間8月31日~9月5日の期間、予約をしたユーザーとXbox Game Pass加入者を対象に第1弾。9月7日~9月10日の期間には、全プレイヤーが参加可能な第2弾が実施されるので、気になった人はぜひチェックしてほしい。