『スノーブラザーズ2 スペシャル』先行レビュー。敵を閉じ込め蹴り飛ばす爽快アクションに、やりこみ度◎な新要素が追加。敵を操作できるモードが楽しすぎて時間が溶ける

byテラムラ和哉

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『スノーブラザーズ2 スペシャル』先行レビュー。敵を閉じ込め蹴り飛ばす爽快アクションに、やりこみ度◎な新要素が追加。敵を操作できるモードが楽しすぎて時間が溶ける
 ゲームセンターにて、たくさんの名作アーケードゲームが並んでいた1990年代その中でも秀作としてコアなゲームファンに好かれていた固定画面アクション『スノーブラザーズ』をご存じでしょうか?

 
『スノーブラザーズ』シリーズは、シューティングゲームでおなじみTOAPLAN(東亜プラン)から1990年代前半に展開されたアーケードゲーム。知る人ぞ知る作品であり、特に韓国ではファミレスに置かれるほどの人気だったとか。

 そして2024年、シリーズ2作目である『スノーブラザーズ2』のリメイク版として『SNOW BROS.2 SPECIAL(スノーブラザーズ2 スペシャル)』が登場します!
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 オリジナル版の爽快アクションはそのままに、グラフィックを一新。新たなステージやモード、敵キャラクターを操作できるといった新要素が追加され、非常にやりごたえのある内容となっています。
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 最大4人によるオンラインマルチプレイが可能なほか、オリジナル版『スノーブラザーズ2』も収録。長年のファンも新たにプレイする人もいっしょに楽しめます。

 本稿では、そんな本作の先行プレイレビューをお送りしていきます! 筆者はプレイするのは今回が初めてでしたが、予想以上にハマってしまいました……。
※本稿はグラビティゲームアライズの提供でお送りします。

敵を一網打尽にする爽快感がたまらない!

 まずは、本作における基本的なルールをご紹介します。ベースとなる行動は、攻撃にあたる“ショット”。敵にショットを複数回当てると雪玉になるため、これを近づいて蹴り飛ばし、別の敵にヒットさせることで撃破できます。
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 これが本作のキモとなっており、蹴った雪玉に乗って高速で移動したり、上に乗って高い段差に登るといった行動もできます。このように雪玉を使って敵をうまく倒しながら、アイテムを取って操作キャラクターの強化や得点を稼ぎつつ、画面内の敵を一掃するとつぎの面に移動。最終的にボスを撃破すれば、ステージクリアーとなります。
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 画面上のすべての敵をひとつの雪玉で撃破できれば、高得点がもらえるご祝儀袋が大量に降ってきます。敵を一掃できれば爽快ですし、これは狙いたくなりますね。
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 またショットの性能は操作キャラクターによって異なっています。敵を雪玉ではなく乱反射する雷にしたり、水に閉じ込めて水流といっしょに流したり、竜巻といっしょに吸い込んで吐き出したり……。どのキャラクターを使用するかによって、立ち回りが変化するのもおもしろいポイントです。
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 ステージの最終面で登場するボスは、クセのあるビジュアルとトリッキーな行動で襲ってくる強敵。どのボスも一度見たら忘れられない、すごいデザインですよね……。また、リメイク版である本作にしかない行動をしてくることも。オリジナル版のファンも、斬新な気持ちで楽しめること間違いなしです。
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 当時のアーケードゲームらしく難度はしっかり高め。しかし、コンティニューは何回でも可能なので、クリアーすること、そしてアクションを楽しむこと自体は初心者から上級者問わずできるでしょう。

 ただ、ゲーマーの性でしょうか。何度もコンティニューしていると、どうしてもミスなくクリアーしたくなってくるんです……。一見避け切れないような理不尽な攻撃に見えても、じつはちゃんと攻略できるようになっているんですよね。

 悔しくなって、ついノーコンティニュークリアーを目指したくなってしまいます。じつは、そんなやりこみたい人向けのモードも。こちらは記事後半でご紹介いたします。
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すごく私事なのですが、アーケードゲームの家庭用移植版をプレイするとき、クレジットを際限なく入れられるの、妙にテンション上がりません?

さっきの敵は今日の友? 敵を操作して挑戦可能!

 前作にあたる『SNOWBROS. NICK & TOM SPECIAL(スノーブラザーズ スペシャル)』から登場した、本来敵として出現するモンスターを操作しステージに挑戦できるシステムは、本作でも健在。……ズバリ言います。この要素、めちゃくちゃおもしろいです!
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 “特定の敵を〇体倒す”、“〇〇に到達する”といった解放条件が決められており、クリアーするごとに操作できるモンスターが増えて行きます。モンスターを含めると、操作キャラクターの総数は35体! オリジナル版が4人だったことを考えると、とてつもない増え方ですね。
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 操作キャラクターとなったモンスターも、しっかりその特性が反映されているのがグッドポイント。空を飛べるモンスターはしっかり飛行できますし、敵として出現した時の攻撃を繰り出すこともできます。「この敵、使用キャラクターとして使えたら絶対強いだろうな……」というプレイヤーの夢を叶えてくれるのです。
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 このキャラクターが使いたいから解放するためにプレイする。新しいキャラクターを試しているうちに使用キャラクターが増えていたからもう一度……というように、何度もプレイしたくなる要因になっていますね。また「この敵、けっこういいデザインだな」、「こいつマジ許せね~!」とさまざまな心情を持った相手が味方になるのは、シンプルにテンション上がります。
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「え、こいつも使えるの!?」というような敵も、操作できちゃいます。

やりこみがいがありすぎる多数のモード!

 本作には多彩なモードを収録。基本となるオリジナルモードに加え、残機1のみでどこまで進めるか目指すサバイバルモード、最短クリアー記録を競うタイムアタックモードなどが用意されています。
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 やりこみ勢にはたまらないモードが用意されているのですが、特に筆者がハマったのはスカイランモード。敵の攻撃に対処しながら、上へ上へとひたすら登っていき、どこまで到達できたかを競う内容となっています。コンティニューがないので難易度は高めなのですが、「もう1回だけ、もう1回だけ……」とプレイしているうちに、時間が溶けていきます。
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 このように、カジュアルにプレイできるうえ、やりこみ要素も多数用意された、非常にクオリティーの高いリメイク版となっておりました!

 
『SNOW BROS.2 SPECIAL(スノーブラザーズ2 スペシャル)』、気になった人は、ぜひチェックしてみてください!

 最後に余談なのですが、キャラクターセレクト画面にて“WESRERN version”なる表記があったので、押してみたところ……。
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 うわぁ! いきなりリアルになるな!

 当時発売された北米版などの仕様を反映したものに切り替えられるようです。このころのアーケードゲームの海外版って、このような違いがよくありましたよねぇ。
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集計期間: 2025年01月15日16時〜2025年01月15日17時