バトルがシンプルになり、遊びやすくなったのも特徴
中澤一登さんといえば、筆者的には『神秘の世界エルハザード』ですが、映画『キル・ビル』のアニメーションパートや『サムライチャンプルー』のキャラクターデザインが有名。また、近年は『黒子のバスケ』の絵コンテや演出も手掛けているので、そちらで知った人も多いかも。特徴的なデザインをしているので、本作のキャラクターを見て、ひと目で中澤一登さんだとわかった人も多かったのではないでしょうか。
ストーリーは章仕立て。巨大な船“遺跡船”を舞台に主人公のセネルとヒロインのシャーリィの活躍を描くメインストーリーと、各仲間キャラクターをピックアップしたキャラクタークエストが存在しました。メインストーリーはもちろん、キャラクタークエストがどれもすばらしいクオリティ。プレイすることでキャラクターたちのことがすごく好きになります。とくにパーティのまとめ役であるウィル・レイナードの家族の話は本当に泣けます……。
本作にはシリーズおなじみの“秘奥義”は存在していませんが、『テイルズ オブ バーサス』や『テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー3』に本作のキャラクターが参戦したときに追加。ほかのシリーズ同様に派手な技を見られるようになりました。