※本記事は、2023年8月22日にアップした記事を再編集したものです。まさにゲームの祭典
いまから28年前の1996年(平成8年)8月22日は、第1回東京ゲームショウが開催された日。
東京ゲームショウは日本最大のゲームイベント。2023年12月に20年以上の歴史に幕を閉じたアメリカのE3(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ)やドイツのgamescom(ゲームズコム)と並ぶスケールを誇り、世界三大ゲーム見本市として数えられていた。筆者の周囲では“TGS”や“ゲームショウ”といった略称で呼ばれることが多い。
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第1回東京ゲームショウの模様。このときの会場は東京ビッグサイトだった。
名前に“ゲーム”を冠してはいるがコンピューターゲームそのものだけでなく、コンピューター関連のエンターテインメント作品なども取り扱われる。そのほかゲームエンジンや開発用ツールといった業界関係者向けのものも展示されていて、これらの多くは一般公開日の前に設定された“ビジネスデイ”でのみ公開されているようだ。
初回の1996年は年1回、夏の開催だったが翌年1997年からは春と秋の年2回開催に変更。2001年までの5年にわたってゲームショウが年2回開催されていたのだから、いま考えるとなかなかにハードなスケジュールだ。とくに出展者の方々、ついでに取材するメディアもかなりたいへんだったのではないだろうか。筆者は当時ペーペーだったので東京ゲームショウには遊びに行くような感覚で楽しかったが……。
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東京ゲームショウ2001春。21世紀最初の東京ゲームショウでは、Xboxが出展を果たした。
2002年からは年1回秋開催になり、2007年からは3日間だった開催日数が4日間に増えて現行と同様の日程となって定着した。現時点でもっとも来場者数が多かったのは2018年で出展数は668社、来場者29万8690人と凄まじい記録を達成している。初開催からいままで一度も休むことなく続けられているゲームショウだったが、2020年及び2021年は新型コロナウイルスの影響によってオンラインのみでの開催を余儀なくされてしまった。
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初の4日開催となった東京ゲームショウ2007はレベルファイブが初出展を果たし、大人気に。
昔はビジネス向けイベントという印象がやや強かった気もするが、いまは完全にゲームの祭典といった印象。ゲームショウ開催のタイミングに合わせてメーカーも新発表をしてくれるので、それを楽しみにしているゲームファンも多いことだろう。美しいコンパニオンのお姉さんやコスプレイヤー目当ての人も大勢いるかもしれない。
2022年は、3年ぶりに幕張メッセで開催。小学生以下の入場は不可、会場での当日券販売はなしといった制限の中、4日間の来場者数は13万8192人となった。
今年(2024)は千葉県幕張メッセのリアル会場に加え、オンライン会場でも行われる予定。日程は9月26日(木)から29日(日)までの4日間。26日と27日はゲームビジネス関係者が入場できるビジネスデイ、28日と29日が一般公開日となっている。