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ASUSのゲーミングスマホROG Phone 8 Proをファミ通がクロスレビュー。パワフルなスペックと冷却がガチ過ぎてスゴい!

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ASUSのゲーミングスマホROG Phone 8 Proをファミ通がクロスレビュー。パワフルなスペックと冷却がガチ過ぎてスゴい!
 2024年5月17日にASUSから発売されたゲーミングスマートフォンROG Phone 8 Proをファミ通ドットコム編集部とライターでクロスレビューをしてみた。

 まずはいきなり、クロスレビューの結果はこちら。
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ROG Phone 8 Pro Editionのクロスレビュー

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最新ハイエンドを詰めたゲーミングスマートフォン

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 ここからは製品の特徴やアップデートされたポイントについて紹介していく。

 プロセッサーはクアルコムの最新ハイエンドモデル“Snapdragon 8 Gen 3”を搭載。ROG Phone 8 Proはメモリーが16GBで内蔵ストレージは512GB、上位機種のROG Phone 8 Pro Editionはメモリーが24GBで内蔵ストレージは1TBとなっている。

 バッテリー容量は5500mAhで、USBでの給電は65Wの急速充電に対応。またワイヤレス充電(最大15W)も利用可能だ。ディスプレーを最大輝度にし、Wi-Fi接続でYouTubeの4K動画を再生し続けたところ、0%になるまで約10時間25分かかったのでスタミナはかなりのものと言える。

 ディスプレイには6.78インチ(2400×1080ドット)の有機EL液晶パネルを採用。ピーク輝度は2500cd平方/mと明るく、リフレッシュレートは最大165Hzで、スマートフォンでもハイクオリティーな映像でゲームをプレイできる。

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端末を起動するといきなりSFシューティング的なチュートリアルが始まるのには面食らった(北口)。

 本体右側面には電源ボタンと音量ボタンを配置、底面にはType-Cとイヤホンジャックの両端子を装備している。また本体左側面にもType-C端子があり、こちらからも充電可能。これは横位置でのゲームプレイ時に本体底面の端子で充電すると持ち手と干渉し邪魔になるためで、ROG Phoneシリーズではおなじみの設計だ。

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USBポートが二口あるので縦持ち、横持ちどちらもプレイしやすいのはグッド。写真では「二口あるよ」とわかっていただくためにケーブルを2本刺しているだけです(つくね)。

 また本体左側面のType-C端子は、外付けクーラーの“AeroActive Cooler X”装着時にも利用できる。

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ガチの冷却ファンなので温度はしっかり下がる(北口)。

 AeroActive Cooler Xは本体背面に挟み込んで使用する冷却装置で、ファンの駆動のための電源を本体のType-Cから給電する。

 冷却性能はSoC(※)を全方位から冷却する“360° SoC Cooling System Gen 2”を採用し、熱効率が先代モデル比で22%向上。外付けクーラーユニット“AeroActive Cooler X”は冷却ファンの回転速度が先代モデル比で1.1 倍高速化、冷却効率が1.3倍向上している。
※SoC:System on Chip。スマホにおけるCPUと考えるとわかりやすい。

 アクセサリ“ROG TESSEN MOBILE CONTROLLER”を利用すると物理ボタンでのゲームプレイも可能になる。ただ、ROG Phone 8専用設計ではないので外付けクーラーユニット“AeroActive Cooler X”と同時に装着することはできない。

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今回から、外付けクーラーとコントローラーを同時に装着できなくなったのは惜しい(つくね)。

 ゲーム統合管理アプリケーション“Armoury Crate”も引き続き搭載されており、インストールされているゲームの各種設定が可能だ。たとえば、ROG Phone 8 Proは本体右側面の上下の部分にタッチセンサーが搭載されており、ゲーム操作時のトリガーボタンとして利用できるが、その設定などが行える。

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ゲームプレイ時のパフォーマンスモードやリフレッシュレート表示、通知機能、着信拒否、マクロなどを設定できる。

背面で魅せるミニLEDの“AniMe Vision”

 ROG Phone 8 Proの本体背面には341個のミニLEDを使った“AniMe Vision”を搭載。このLEDの発光パターンは、ユーザーがカスタマイズ可能となっており、この設定もArmoury Crateから行える。

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背面LEDのAniMe Visionもオリジナリティーを出せるため、所有欲を満たしてくれる逸品だ(中山)。

 充電中はバッテリー残量を表示、音楽再生時はイコライザーを表示といった設定が可能。独自のデザインやアニメーションも作成できる。

カメラもばっちし

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 ゲーミングを冠しているがメインカメラは3眼の本格仕様だ。構成は以下の通り。

  • 5000万画素の広角カメラ(35mm換算:23.8mm相当/F値1.9)
  • 1300万画素の超広角カメラ(35mm換算:12.7mm相当/F値2.2)
  • 3200万画素の望遠カメラ(35mm換算:65.3mm相当/F値2.4)

 メインの広角カメラは6軸ジンバルスタビライザー3.0を搭載しており強力な手ぶれ補正機能が利用可能。ゲームだけでなく、写真撮影にも大きく期待ができるスペックだ。一部作例を紹介しよう。

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FeliCa搭載でスキのないゲーミングスマホに

 これまでのモデルと大きく違うのがFeliCaの搭載。つまり、おサイフケータイが利用できること。ゲーミングスマホはFeliCa非搭載のことが多く、おサイフケータイを利用するため別のスマホを用意する必要があったが、ROG Phone 8 Proはゲームも日常使いも1台で済ませることができる。

 モバイル通信は5GでSub-6とミリ波にともに対応。ただしSIMスロットはnanoSIM×2となっており、eSIMには非対応。eSIMユーザーから機種変更する場合は、物理SIMの発行が必要となる。またWi-Fi 6Eをサポートしている。

 強力なゲーム機能・性能だけでなく、ハイクオリティーなカメラやおサイフケータイといったスマートフォンとして日常使いにも不可欠な機能を搭載しており、ROG Phone 8 Proは現段階でのゲーミングスマホの完成形ともいえる製品に仕上がっている。

 最後に販売情報。ROG Phone 8 Proの価格は17万9800円で、専用の外付けクーラー“AeroActive Cooler X”を同梱し、メモリーや内蔵ストレージを強化した数量限定版のROG Phone 8 Pro Editionは21万9800円で販売されている。ROG Phone 8 Pro EditionはASUS Storeなどでは品切れとなっている。

クロスレビュー振り返り

北口徒歩2分:8点
 起動時に、いきなりSFシューティング的なチュートリアルが始まるのには面食らったが、ゲーミングスマホとしての性能はよく最新ゲームとYouTubeを同時に使うなどしても動作のカクつきはなし。さすがに充電しながらのプレイではけっこう熱が出るが外付けのクーラーがガチの冷却ファンなので併用すれば温度はしっかり下がる。ふだんはミュートで、特定のアプリのみ音が出るような設定などがあるとよかった。

中山智:9点
 単純にハイスペックの尖ったスマートフォンという意味では現時点での最高峰といえる。背面LEDのAniMe Visionもオリジナリティーを出せるため、所有欲を満たしてくれる逸品だ。ただし背面LEDを見せたり、冷却ファンなどのアクセサリーをつけたりするとなると、端末を保護するためのケースは使えない。映えてパワフルに遊びたい人は持ち歩き時に慎重にならざるを得ないのがトレードオフ。

つくね伯爵:9点
 力こそパワーを体現してきたROG Phoneシリーズの最新モデル。24GBメモリでプロセッサーはSnapdragon 8 Gen 3、バッテリー容量は5500mAhで65Wの急速充電に対応と超パワフル。待望のおサイフケータイに対応したので公共交通機関おじさんのワタシは大満足。USBポートが二口あるので縦持ち、横持ちどちらもプレイし易いのはグッド。ただ、クーラーとコントローラーを同時に装着できなくなったのは惜しい。

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