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『聖剣伝説2』が発売された日。本作からシリーズとして独立した。8種類の武器を使いこなす多彩なアクションと独自の選択システム“リングコマンド“が特徴【今日は何の日?】

byカワチ

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『聖剣伝説2』が発売された日。本作からシリーズとして独立した。8種類の武器を使いこなす多彩なアクションと独自の選択システム“リングコマンド“が特徴【今日は何の日?】
※本記事は、2023年8月6日にアップした記事を再編集したものです。

暴走したマナの力を封印するため、冒険の旅へ

 いまから31年前の1993年(平成5年)8月6日は、スーパーファミコンで『聖剣伝説2』が発売された日。
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 1991年にゲームボーイで発売された『聖剣伝説 -ファイナルファンタジー外伝-』は『ファイナルファンタジー』の関連作でしたが、本作からは独立したシリーズに。“聖剣”や“マナの樹”といった用語は踏襲しつつ、世界観は『聖剣伝説』オリジナルのものとして確立されました。フラミーやニキータというシリーズの人気キャラクターが初登場したのも本作からでしたね。
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 当時、スーパーファミコンのパッケージでプレイしたリアルタイム世代の筆者としては、やはりパッケージを店頭で見たときのことは忘れられません。巨大なマナの樹がメインで、キャラクターたちは小さく描かれている(しかも後ろ姿で!)デザインは大人向けのアートのようで、当時小学生だった自分には稲妻のような衝撃が走った記憶があります。

 ストーリーは、前作とのつながりはなく本作単体で楽しる展開。聖剣を引き抜いた気弱な少年ランディが、マナの力を狙う帝国軍と帝国に反抗する勢力との戦いに巻き込まれながら、暴走したマナの力を封印するために世界を巡るという内容です。パンドーラ王国の大臣の娘であるプリムと帝国軍に襲われた妖精族の村の生き残りであるポポイという、ふたりの仲間キャラクターも個性的。物語はシリアスですが、強気なプリムとしたたかなポポイのおかげで冒険は楽しかったですね。
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 バトルは剣、斧、ヤリ、ムチ、弓矢、ブーメラン、スピア、グラブという8種類の武器を使いこなすアクション。それぞれの武器を使い込むことで新しい必殺技を覚えるのでやり込みがいがあります。斧で障害物を粉砕したり、ムチで崖を飛び越えたりといった謎解きに使用することもあり、必然的にいろいろな武器を持ち替える必要がありました。また、プリムとポポイは精霊の力を借りて魔法を使うことが可能。プリムは回復や補助、ポポイは攻撃魔法を使用できます。
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 アイテムや魔法は、独自のシステム“リングコマンド”で選択するのが特徴。これはキャラクターを取り囲むように表示されたアイコンから使用したいものを選ぶ方式で、スムーズに選択できます。この“リングコマンド”は天才プログラマーであるナーシャ・ジベリ氏の発案によるもので、シリーズを象徴するシステムとして、その後の作品にも導入されています。
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 切ないストーリーや菊田裕樹氏による神秘的な音楽もすばらしく、心に残る作品になっています。リメイク作の『聖剣伝説2 SECRET of MANA』がプレイステーション4(PS4)、プレイステーションVita(PS Vita)、PC(Steam)でプレイできるほか、オリジナル版の移植作をNintendo Switchの『聖剣伝説コレクション』とニンテンドークラシックミニ スーパーファミコンで遊ぶことが可能です。

 そして、待望のシリーズ最新作『聖剣伝説 VISIONS of MANA』が今年(2024年)8月29日にプレイステーション5(PS5)、プレイステーション4(PS4)、Xbox Series X|S、PC(Steam/Windows)で発売されます(Steam版は2024年8月30日に発売予定)。主人公・ヴァルをはじめとする仲間たちが、それぞれの思いを胸にマナの樹を目指して旅に出るストーリー。早く冒険を楽しみたいですね!
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