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ニコニコ動画へのサイバー攻撃。プレミアム会員は2ヵ月分補償予定、クレジットカードの情報漏えいは仕組み上起こりにくいことなども説明

更新
ニコニコ動画へのサイバー攻撃。プレミアム会員は2ヵ月分補償予定、クレジットカードの情報漏えいは仕組み上起こりにくいことなども説明
 ドワンゴは2024年6月27日、サイバー攻撃によるニコニコ動画などのサービスの復旧状況と補償対応、情報漏洩に関する調査状況についての情報を公開した。

 ニコニコのサービス全般およびニコニコアカウントによる外部サービスへのログインは、引き続き停止中。段階的に再開可能なサービスを順次公開予定とのこと。

 プレミアム会員およびニコニコチャンネル、N予備校の月額会員への補償については、6月、7月度の2ヵ月分を全額補償する方向で、引き続き補償内容と方法を検討・調整中。クリエイター収益の補償については、過去実績に基づいた収益を補償する方向で検討・調整中とのこと。

 情報漏洩の可能性に関しては調査中だが、“ニコニコ”のサービスのクレジットカード情報は、社内でデータを保有していないため、ドワンゴからの情報漏洩は起こらない仕組みとのことだ。7月中には、調査結果に基づくより正確な情報が得られ次第報告予定。

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以下、リリースより引用

当社サービスのシステム障害における対応状況について

 株式会社ドワンゴ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:夏野剛)は、現在発生しているシステム障害により、ユーザーの皆様、関係者の皆様に、多大なるご迷惑とご心配をおかけしておりますことを心より深くお詫び申し上げます。
 当社は、第三者によるランサムウェアを含む大規模なサイバー攻撃により「ニコニコ」のサービス全般の利用を一時的に停止していることを6月14日に公表いたしました。現在、被害の全容解明、原因究明およびシステムの復旧対応に全力を上げて取り組んでおります。現時点までのサービス復旧状況、サービス停止に伴う補償対応、および調査状況について、以下の通りご報告いたします。

<サービスの復旧状況>
 ニコニコのサービス全般およびニコニコアカウントによる外部サービスへのログインは、引き続き停止中です。正確な復旧時期は被害状況の調査結果次第となりますが、現在、段階的に再開可能なサービスを順次公開しております。

■再開したサービス
  • ニコニコ動画 :6月14日、ニコニコ動画(Re:仮)を臨時サービスとして提供開始
  • ニコニコ生放送 :6月19日、ニコニコ生放送(Re:仮)を臨時サービスとして提供開始
  • NicoFT :6月20日、サービスを再開
  • ニコニ・コモンズ :6月25日、ニコニ・コモンズ(Re:仮)を臨時サービスとして提供開始
  • ニコニコ漫画 :6月25日、スマートフォン版Webサイトを一部再開  6月27日、アプリ(iOS/Android)を機能縮小版にて再開
  • ボカコレ :6月27日、アプリ(iOS)を簡易機能版にて再開

■今後の予定
  • ニコニコチャンネルプラス:6月28日、サービスを一部再開
  • ニコニコ生放送(Re:仮):7月1日、チャンネル数を増加しコンテンツを拡充(※)
(※)詳細は7月1日のプレスリリースでご案内予定です

 このほかのニコニコファミリーサービス、楽曲収益化サービス、ドワンゴチケット、ドワンゴジェイピーストアの一部機能、 N予備校(月額会員向け)については、引き続き復旧・再開に向けて対応してまいります。

<サービス停止に伴う補償について>
 プレミアム会員およびニコニコチャンネル、N予備校の月額会員への補償については、6月、7月度の2ヶ月分を全額補償する方向で、引き続き補償内容と方法を検討・調整しております。クリエイター収益の補償については、過去実績に基づいた収益を補償する方向で検討・調整しております。クリエイターサポートのサポーターへの補償については、6月8日時点でサポーターだった方に1ヶ月分を全額補償する方向で検討・調整しております。ニコニコチャンネルプラスの有料会員への補償については、一部補償内容を6月25日にお知らせいたしました。
 これらの具体的な補償方法に関しましては、各サービスによって異なるため、詳細が決定次第、お知らせいたします。

<情報漏洩の調査状況>
 現在、情報漏洩の可能性に関して、外部専門機関等の支援を受けながら調査を実施しております。なお、「ニコニコ」のサービスのクレジットカード情報につきましては、社内でデータを保有していないため、当社からの情報漏洩は起こらない仕組みとなっております。
 7月中には、調査結果に基づくより正確な情報が得られる見通しですので、判明次第、改めてご報告いたします。

 当社は、情報の正確性と安全性を重視し、調査結果に基づく適切な対応に努めております。より正確な被害状況の把握のため、外部専門機関と連携し、引き続き調査を徹底して行い、確実な証拠に基づいた情報のみを公表してまいります。

 ユーザーをはじめ関係するすべての皆様に、多大なるご不便とご迷惑をおかけしておりますことを重ねて深くお詫び申し上げます。一日も早い復旧を目指して、全力を尽くして取り組んでまいりますので、何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

[2024年6月27日16時43分修正] タイトルの内容に誤りがあったため、該当の文章を修正いたしました。読者並びに関係者の皆様にご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします。
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