今回は“背中で語るガンガールRPG”のキャッチコピーの通り、多くの指揮官をその魅力的な“背中”(ココ重要)で『NIKKE』に引きずり込んだ、ニケたちを描くシナリオチーム。
そしてRED ASHの楽曲『THE REDHOOD』を劇中で聞いて1回、曲を聞きなおして「This is the final battle, give it all I got.」から「This is the final battle. Give it all we got」につながる歌詞に気づいて1回。1曲で計2回私を泣かせた、曲を手掛ける音楽チームのCosmograph氏へのインタビューを行った。
イラストチーム
エデンでもらった盾です。
とある経緯でみんな服装が変わります。
リヴァリンがほかメーカーのポーチを買って、そこにエリシオンのマークを付けました。スリ防止用です。
衣装によって封印されていたものが世に解き放たれた感じです。
たいへんなことになります。絶対に押さないでください。
音楽チーム
眠りから目が覚めた指揮官が平和な朝を迎えるイメージを想像しました。作中の指揮官はユーザーの皆様でもあるので、両方当てはまるのではないでしょうか。
——キャッシュショップのBGMを変えた理由を教えてください
服が好きなので、いろいろなアパレルショップをよく巡ります。店内のBGMとして万人受けするポップな音楽をかけるお店はもちろん、お客さんに届けたいブランドイメージに合わせて、ビートの効いた曲を流すところもあります。いくつかのショップでいいインスピレーションを得たので、LEVEL NINE(『NIKKE』音楽ブランド)のローンチングの手前に、そのアイデアをキャッシュショップで取り入れることにしました。いい音楽を聞くと、気持ちよく買い物ができるのではないでしょうか!
——『NEW YEAR,NEW SWORD』の主題歌『Camellia』に込めた思いを教えてください。
基本的にはストーリー、紅蓮というキャラクターをベースにしています。いまの紅蓮になるまでの、過去の未練と悲しみに別れを告げ、克服する過程で湧き上がる感情を表現したいと思いました。ストーリーでは語りきれなかった紅蓮の悩みをもっと表現したいと思いました。
——それぞれの曲ジャンルに長けたチームメンバーがいるのでしょうか?
チームの中で音楽を手掛けるのは僕、Cosmographひとりです。外部にチームメンバーとほぼ同じように作業をしてくださる方がいます。 NieNさん、Nautsさんですね。NieNさんはロックやメタル等のギターを使う音楽のプロフェッショナルで、Nautsさんはおもにアコースティックやオーケストラ関連を担当してくださっています。そのほかにも、協力していただいている方がいらっしゃって、編曲やその他曲の要素などでお互い助け合いながら音楽を制作しています!
——『Our Hometown』は、どこかの国をイメージして作ったのでしょうか?
レッドフードが好きな音楽は、カントリーやウェスタンがベースになっています。アメリカの情緒背景にあると言えると思います。
——『THE REDHOOD』の歌詞に「後ろに注意」というものがありますが、レッドフードがウルトラに侵食された場面を表しているものですか?
『THE REDHOOD』の歌詞は、レッドフードという人物そのものを代弁しているものです。質問の「後ろに注意」が「Watch your back」を指しているのでしたら、大胆不敵なレッドフードの機嫌を損ねることはしないほうがいいという意味に解釈できると思います。
——音楽を作る工程はどんな感じですか? たとえばストーリーコンテンツの音楽は、シナリオを読んでから作るのでしょうか?
イベントBGMの場合はそのイベントの内容、伝えたいことは何か。メインシナリオでは自分(指揮官)が置かれた状況、敵対的な人物にフォーカスしていたり、特定のニケの感情など、物語をけん引するものは何かについて把握しようとします。
まず自分でシナリオを読んで、シナリオチームのリーダーであるチョン・ジェソンさんとシナリオについて話し合います。
ストーリーがアップデートされると、それを読んだユーザーの方が「以降の展開がどうなるか」、「この人物の正体は何なのか」といった感じに、ユーザー同士で話し合ったりすることもあるかと思いますが、それに似たような感じです。私の場合は、ストーリーを読んで気になることがあったら、全部質問します。
その過程でやむを得ずネタバレをされてしまうのですが、会話シーン、カットシーンが全部そろって完成したストーリーを見るとまた違った感じがして、楽しく制作できています。
——最近ボーカル入りの曲が増えた印象です。何か変化があったのでしょうか?
歌詞やボーカル入りの曲のほうが、各イベントで語りたいテーマをよりうまく表現できると思っています。ボーカル曲を増やしたいという計画は、『NIKKE』リリース前からありました。今後も思わず口ずさんだり、ついいっしょに歌いたくなるような曲を音楽リストにどんどん追加していきます!
——『NIKKE』のBGMでいちばんたいへんだった曲を教えてください。
1.5周年イベント『LAST KINGDOM』の曲、『The Clarion Call』ですね。
——一曲あたりの制作期間はどれくらいでしょうか?
短短い場合は1日、通常は1週間~2週間くらいかかっていると思います。質問で取り上げてくださった『I FEEL SO ALIVE』や『MOG』の曲は1日で作った曲で、ボーカル入りの曲は通常7~12週間くらいかかっています。