
ヴァニラウェアの知名度を一気に向上させたタイトル
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/5093/ac63fda01c557eecbd659b0865bda9288.jpg?x=767)
本作は『朧村正』や『十三機兵防衛圏』で知られるヴァニラウェアが開発した2DアクションRPG。『プリンセスクラウン』で有名だった神谷盛治氏が制作するということで話題になり、ヴァニラウェアの知名度を一気に向上させました。
ちなみに、ヴァニラウェアは『オーディンスフィア』の約1ヵ月前に日本一ソフトウェアから発売された『グリムグリモア』も開発しているので、2ヵ月連続でソフトを出したことになります。
本作のストーリーは北欧神話がベースとなっており、終末に向かう世界を5人の主人公の視点から進めていくことになります。第一の物語『ワルキューレ』の主人公は、魔王オーダインの次女グウェンドリン。第二の物語『呪われ王子の冒険』は、呪いによって獣の姿にされた王子コルネリウス……といった感じで、性別も身分も異なります。
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/5093/a5b21d579d5e1eaf544f2518cd6fb369f.jpg?x=767)
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/5093/afb6fd61afc5b1e869b6d2431790c1309.jpg?x=767)
5人はそれぞれの目的のために行動しますが、物語を進めるなかでときに協力したり、ときに敵対したりと、複雑に絡んでいくことに。最終的にはすべての物語がひとつに収束していきますが、終盤の展開はとにかく目が離せません。ヴァニラウェアの最新作『十三機兵防衛圏』では複雑に絡み合うストーリーが話題になりましたが、その原点は『オーディンスフィア』にあると個人的に思っています。
また、『オーディンスフィア』ならではの魅力と言えば、演劇調の会話劇。本作はアリスという少女が屋根裏部屋で見つけた古い絵本という設定になっており、アリスが物語を読んでいくという形式になっています。声優陣の迫真の演技は見応え抜群。崎元仁氏を始めとしたベイシスケイプのメンバーが担当する音楽も、シーンを盛り上げる重要な要素です。
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/5093/a267806354afe1de51b2f24b1b420dc35.jpg?x=767)
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/5093/af10e1b6a8970be6203f44cd978077bfd.jpg?x=767)
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/5093/ad21e578a3ec4ceebbfd8e40ea04461bc.jpg?x=767)
ゲームプレイはサイドビューのアクション。主人公たちは“サイファー”と呼ばれる魔力を秘めた武器を所持しており、敵を倒したときに出現する“フォゾン”を吸収することで強化される仕組みになっています。
また、ヴァニラウェア作品と言えばご飯。本作では食事をすることでダメージを回復したりHPの最大値を上昇させることができるのですが、食べ物のグラフィックの作り込みがすごくて相変わらずおいしそうです(笑)。
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/5093/a843a6038913493f8cb7e8dbd27e519df.jpg?x=767)
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/famitsu/5093/aff9bb0a07cc430170209ef536adf5926.jpg?x=767)
本作は2016年にリメイク作が『オーディンスフィア レイヴスラシル』のタイトルでPS Vita、プレイステーション4(PS4)、プレイステーション3(PS3)で発売されました。グラフィックが綺麗になったほか、アクションが快適で爽快なものになっています。
オリジナル版は連続攻撃をしているとPOWゲージが減るため、回復するのを待たなければいけませんでしたが、その必要がなくなったのは大きいです。ぜひヴァニラウェアの名作に触れてみてください!