フロム・ソフトウェアより2022年2月25日発売予定の『ELDEN RING』(エルデンリング)。本作は『DARK SOULS』(ダークソウル)シリーズなどを手掛けた宮崎英高氏がディレクターを務める、完全新作のアクションRPGだ。プレイヤーは“褪せ人”となり、広大なフィールドを旅しながら、敵との戦いやさまざまな登場人物との出会いを通して“王”を目指すことになる。

 本記事では、そんな冒険譚の舞台となる“狭間の地”を具体的に解説していこう。

多彩なシチュエーションが用意された“狭間の地”【『エルデンリング』の世界】

ただ広いだけではない“狭間の地”


 そびえたつ“黄金樹”が特徴的な“狭間の地”。“祝福”に導かれたプレイヤーは“エルデンリング”を求める冒険に旅立つ。

 公開されているゲーム画面やトレーラーを観ればわかるように、巨人や飛竜といった異形の怪物だけでなく、人間の兵士や野生動物も闊歩する狭間の地は、王道のハイ・ファンタジーと言える世界観を持っている。

多彩なシチュエーションが用意された“狭間の地”【『エルデンリング』の世界】

 2021年11月に行われたネットワークテストでは、狭間の地の一部である“リムグレイブ”でのプレイが体験できたのだが、その広大さが伝わるものだった。

 そうなると気になるのが、「そこまで広いと迷わない?」という点。いわゆる拠点の役割を持つ“祝福”からは、つぎに進むべき道を指し示す“祝福の導き”が光となって発せられているので、少なくとも迷うことはない。しかし、これはあくまでガイドであり、どこをどのように探索するのかはプレイヤーの自由となっている。

 さらに“霊馬”を召喚することで高速移動が可能で、プレイヤー単体でもダッシュのほかにジャンプアクションがあるおかげで、ある程度の高低差なら飛び越えて進むことが可能だ。これで探索と移動は格段にスムーズとなる。

 狭間の地にはいくつものシチュエーションが用意されており、リムグレイブだけでも森や草原、遺跡や廃坑、海岸に湖など、多彩な表情を見せてくれた。また、本作には時間の概念がある。夜なら敵に見つかりにくくなることもあれば、昼には気づけなかったものが夜には光を帯びていて見つけやすくなる、といった事態に遭遇する。時間帯によって体験や攻略が変わるのだ。

多彩なシチュエーションが用意された“狭間の地”【『エルデンリング』の世界】

断片的に体験できたリムグレイブの地


 ここからは、先述のネットワークテスト版での話になるが、リムグレイブというたった一部の地域だけでも10時間くらいのプレイでは遊び尽くせないほどに多彩な体験が楽しめた。

 起伏に富んだ地形なので探索はそこそこたいへんだったが、地図機能も用意されており、アイテムを拾えばより詳細な地図が確認できた。地図上にポイントマーカーを置くとフィールドに光の柱が表示され、目印にできるのも非常に便利だった。

 また、各所に点在する祝福は、一度発見すれば、一部の例外を除いて基本的にはどこからでも瞬時に移動が可能。これも探索を快適にする要素となっていた。

多彩なシチュエーションが用意された“狭間の地”【『エルデンリング』の世界】

 フィールドを探索していると、ダンジョンを発見することがある。ダンジョンには敵が出現するだけでなく、トラップやギミックが用意されている。その道のりは簡単ではないが、冒険に役立つアイテムやスキルなどが手に入るので、探索のモチベーションにつながることになる。

 ダンジョンもじつにさまざまで、最深部まで比較的短めに到達できるものもあれば、ネットワークテスト版に登場した“ストームヴィル城”のような“レガシーダンジョン”と呼ばれる広大なダンジョンも登場。その内部は、横だけでなく縦にも広がる、より入り組んだルートで構築されている。隠されたルートも多く、探索のしがいがあるダンジョンだ。

 ふと訪れた小さなダンジョンでも攻略ルートの発見があったが、ネットワークテスト版でのストームヴィル城には、あえて閉ざされているようなルートも存在していた。ジャンプアクションもあることで探索できる範囲が広がり、おそらくは「こんな場所があるのか」という驚きと発見の喜びがプレイヤーたちによってもたらされることだろう。

多彩なシチュエーションが用意された“狭間の地”【『エルデンリング』の世界】
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