イツカノヨル(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
非常に変わり種の題材が光る。ボタンひとつ押す だけで終わらせられる命にどう向き合うかで話が 分岐するため、真剣に遊ぶほど心理的に受ける圧 迫感の度合いが増しますね。1回のプレイ時間が極 めて短く、肩透かしを食らうけど、テーマの重さ を考えれば妥当なのかもしれない。気になったの は、最後のセリフが変わるだけのエンディ ングが多い点。できれば、もっといろいろ な展開を見たかったな。
週刊ファミ通1944号より
刑務官として死刑囚である少女と対話しながらも、 任意のタイミングでいつでも処刑ボタンを押せる 設定が衝撃的でありつつ、行く末を見届けたくな ります。低価格の作品なので贅沢は言えないけれ ど、刑が執行されるまでの5日間がすぐに過ぎて しまい、ボリュームはあっさりめなので、感情移 入が深まりにくいかな。エンディングの 分岐の条件には、ちょっと気付きにくい ものもあるように思った。
週刊ファミ通1944号より
竜族の少女がかわいいですね。そんな彼女の涙や、 驚愕や恨みにゆがむ表情を見ると、罪悪感で精神 が削られる気分に。その一方で、各日のやり取り は短く、少女が収監された背景も会話テキストの みで感情移入しづらかったり、急な展開に思える ことも。また、主人公の看守としての権限や行動 に引っかかる部分があるかな。サクサク と周回プレイができるぶん、パターン探 しの作業に感じられる面も。
週刊ファミ通1944号より
処刑ボタンをいつでも押せる緊張感の中、少女と 会話しながら向き合う独自の切り口が印象的。シ ナリオやグラフィックは丁寧な作りで、少女への 感情移入も深まる。とはいえ1プレイが約5分以内 で、凝った演出や操作がほぼないため、ゲームと しての手応えは薄めに。また少女との会話の駆け 引きもそこまであるわけではない。体験 型の短編として割り切れるかどうかで、 好みが大きく分かれそうな作品。
週刊ファミ通1944号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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