本物の怪異かどうか判定するというアイデアがユ ニーク。相談者の話と資料の情報との矛盾を見つ けるだけとシンプルな内容ではあるけど、話はあ いまいな部分もあるため一筋縄にはいかず、おも しろい。形を変えた間違い探しのような感覚のゲ ームなので、人による向き不向きは強くあるかも しれない。コントローラーでの操作は快 適。ギャラリーが追加されているなど、完 全版といった印象ですね。

週刊ファミ通1928号より

都市伝説などを題材にした内容で、ちょっぴりゾ クッとさせられることもあるけど、コミカルなグ ラフィックとレトロな空気感を漂わせる演出がい い感じで、気軽に遊べる。相談者から聞いた情報 を資料と見比べ、合致しない部分がないかを見定 めて、怪異か否かを判定する工程は楽しめます。 不要な質問をしただけでライフが減るの は、最初は腹立たしく思うかも。難易度 を自由にカスタムできるのは○。

週刊ファミ通1928号より

昭和のホラーマンガの雰囲気や、闇を感じさせる レトロな表現が光りますね。証言と資料を見比べ ながら行う怪異判定は間違い探しにも似ています が、見落としや解釈違いが命取りになる緊張感が あります。また、怪異の詳細もなかなか怖い内容 だし、エンディング演出も巧妙でした。一方で、 相談者の話をよく聞くと、ツッコミたく なる行動をしていたりと笑いを誘う部分 も。くり返し遊べる仕様もイイ。

週刊ファミ通1928号より

ゲームボーイ風のビジュアルや昭和的な各種演出 により、怪異好きにはたまらない独特の雰囲気を 醸し出している。設定の着眼点もとてもユニーク。 難易度設定は細かく、自分の遊びかたに合わせて 調整できる点もよい。とはいえ、質問の成否が直 感とズレてモヤッとする場面や、資料の扱いづら さなど気になる部分も。それでも、登場 人物の味わい深さや相談内容の多様さが 魅力でじんわりと引き込まれる。

週刊ファミ通1928号より