Baby Steps(プレイステーション5)のレビュー・評価・感想情報
よちよち歩きになるように設計された物理演算で、 ひたすら歩行する体験が独創的でした。イライラ と達成感が表裏一体となっていて、ハマる人は大 いにハマりそう。コツをつかむと足場を選びなが らふつうに歩く程度はすぐできるため、要領がい い人は若干肩透かしを食らうかな。フィールドが 広いこと自体は好印象。せっかくだから、 見て楽しめる仕掛けをもっと増やしてく れるとよかったな。
週刊ファミ通1920号より
左右の脚を片方ずつ操作して歩くこと自体をゲー ムの肝にしているのがユニーク。まともに移動す ることすらままならないのはストレスフルな体験 で、幾度となく転んでは斜面をずるずると滑り落 ちていく操作キャラに、イライラさせられっぱな しに。それでも、苦難を乗り越えた先にある達成 感を求めてプレイを続けてしまう。ただ、 肌に合わない人はすぐに投げ出したくな るであろう、人を選ぶ作品。
週刊ファミ通1920号より
“右脚出して左脚出すと歩ける”という当たり前の ことが難しい。歩行に慣れても、わずかな出っ張 りを登る道なき道の連続で、主人公が不死身なこ とを利用した邪道な手段を取ることもあったり。 滑落し、また最初から登るのはもはや苦行ですが、 「もう1回だけやってみよう」という気になるのが 不思議。主人公の性格やお下品な場面も 含めて人を選ぶけれど、リアルな冒険と 謎めく世界に引きつけられる1本。
週刊ファミ通1920号より
平たく言ってしまえば、右脚と左脚を交互に操作 しながら“ただ歩くだけ”のゲーム。とは言え、登 山を通じて引きこもりの主人公が次第に成長して いく物語に魅了される。どのルートで登るかはプ レイヤー次第。操作に慣れて上手に歩けるように なると、一気に達成感が生まれる。足場を踏み外 して滑り落ちてしまっても「もう1回」と挑 戦したくなる。通称“壺おじ”などの苦行 ゲームが好きならハマるはず。
週刊ファミ通1920号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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