ようこそアルカナアカデミーへ!(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
1990年代中盤風の2DRPGを、ブーストアイテムなどで手軽に遊べる。フィールド移動、イベント演出は、当時の作品的空気感を味わえる一方で、バトルはパーティーメンバーのキャラや戦闘スタイルの個性付けがキラリ。UI&色遣いの巧みさも加わり、パーティー戦闘の魅力を味わえるものに。それだけにスキル発動時に画面が切り換わるのは……。ほのぼの学園ものテイストからの物語展開もアリです。
週刊ファミ通1853号より
学園の生徒である魔法少女たちと冒険するという題材がキャッチー。それゆえに学園生活の部分がもっと描かれているとよかったようにも思うものの、ほかのケムコ製RPGと比べて一風変わった舞台設定で、新鮮味があります。バトルはスタンダードな仕組みだけど、“七星魔法陣”で全キャラのステータスをアップさせたり、スキルを個別に強化したりなど、豊富な成長要素でキャラを強化可能なのがいい。
週刊ファミ通1853号より
肩の力を抜いて遊べる、“ケムコRPG”の真骨頂。驚きの急展開も用意されたラノベのようなシナリオと、テンポのよさとに牽引され、冒険がずんずん進んでいきます。キャラや武具の強化要素が多すぎて渋滞気味ではあるけれど、あれこれ試す楽しみを提供してくれました。装備の変更や魔法の対象指定など、ややこしい部分もちらほら見られましたが、全体的にはわかりやすく快適なカジュアル設計です。
週刊ファミ通1853号より
ミニマップの情報量が整理されているため、不毛な移動を省略できるのがいいですね。戦闘は、より快適にやり過ごすための補助機能・戦力底上げ機会が充実。耐久力のあるエリアボス戦以外は、颯爽となぎ倒していく爽快感さえ味わえます。各登場人物の重要度が定まらないまま進むメインストーリーにはいまひとつ入り込めないものの、目先が変わる事件がつぎつぎと起こるので、イベント単位の満足度は高めです。
週刊ファミ通1853号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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