Airhead (エアヘッド)(プレイステーション5)のレビュー・評価・感想情報
奇妙な生命体が登場する独特の世界観がいいですね。探索型のゲームではあるけれど、空気の残量という移動制限を考慮する必要があり、パズル色が濃いめ。けっこうな距離を行ったり来たりするものの、目的地を表示してくれる点は便利。小刻みにセーブされるため、リトライが快適でした。謎解きはヒラメキが重要で解けると気持ちいい。ただ、詰まったときはもっと詳細なヒントが欲しくなる。
週刊ファミ通1840号より
それぞれ頭だけと、体だけの生命体が協力しながらパズルを解く仕組みがおもしろい。最初は体に運んでもらうだけの存在の頭が新たな能力を獲得していくことで、探索エリアが広がる構成もいいね。ボンベでの息継ぎが必須で、行動に制限があるなかでのパズルは解き応えがあります。ただ、ギミックを解いた結果、何が可能になったのかまでを気付けないと詰まりがちな場面も多く、好みは分かれそう。
週刊ファミ通1840号より
歩くだけで空気が漏れちゃう頭の生命体、という発想もさることながら、フィールドのギミックもかなり独創的ですね。各所にある息継ぎのためのボンベの間隔も絶妙で、毎回ハラハラ。思わず息を止めてプレイしてしまいます。目的地の方角はわかるものの、マップは広く複雑で、探索もなかなかハードです。頭の強化アイテムを探して行き来する場面では、ファストトラベル機能があれば、とも。
週刊ファミ通1840号より
“分離した頭”を持つと両手がふさがってしまう行動制限と、頭の中の空気がなくなると倒れてしまう時間制限、このふたつの枷がアクションパズルにおもしろいエッセンスを与えている。トライアル&エラーのテンポは良好で、本作の独特な雰囲気を手探りで探索する魅力が◎。色鮮やかなマップは見た目に美しく、主人公の能力が増えることで、探索範囲が広がっていく楽しさがより堪能できる。
週刊ファミ通1840号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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