モリシューター!のぞみ(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
往年の名作シューティングへのオマージュが散りばめられた各ステージにニヤリ。モリをターゲットに撃ち込んで大ダメージを与える戦法が、戦闘の立ち回りに本作独自の個性となり、懐かしさと新鮮さを味わいながら戦える。クエストモードの新ステージを戦闘で稼いだお金で購入することもあり、ステージはくり返し前提の密度濃い作り。ただ、高得点を獲得しにくいエンジョイ勢は作業と感じるかな。
週刊ファミ通1835号より
かわいいドット絵と、特定の敵やパーツにモリを打ち込んで引っ張るアクションが特徴的。昔の名作シューティングを彷彿させる部分もちらほらあり、隠し要素の“シークレット”を探すのも楽しみに。ステージや“ブキ”のアンロックが少したいへんだけど、くり返しプレイする動機付けになるのも確か。輪郭線がなく、立体感もあまりないタッチの絵柄は味がある一方で、敵の弾を若干認識しづらいかな。
週刊ファミ通1835号より
大型の敵にモリを撃ち込み、外装をひとつひとつ引っ剥がして、徐々に解体していくかのような感触はクセになる〜! この新感覚を体験するために買ってみるのも惜しくない価格設定がうれしい。敵と地形の見分けが付きにくいなどの粗も見えますが、まったり楽しむゲーム性ゆえ、それも作品の味という気さえしてしまいます。シューティング愛にもとづくサービス精神もそこかしこに発揮されている模様。
週刊ファミ通1835号より
アーケードモードを“要素解放目的でさんざんプレイしてきた各ステージの通しプレイ”という位置付けにした構成が新鮮。溢れ出るアイテムを回収する快感を味わいつつ、“ノスタルジックなパラダイス”とでも形容すべきゲーム世界のムードに、存分に浸れます。本作ならではのギミックであるモリの汎用性の低さ、使い勝手のクセの強さを“1980年代のシューティングゲームっぽい”と肯定的に受け止められれば。
週刊ファミ通1835号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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