My9Swallows TOPSTARS LEAGUE(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
本物の球団とのコラボというのはおもしろいアイデア。現実寄りの話ではないけれど、実在の要素が“お仕事ドラマ”として見たときの箔付けになっていますね。野球だけに恋愛対象が9キャラクターとやや多めなのは単純にうれしく思いました。システム面はスタンダードなタイプゆえの安定した周回プレイが楽しめる。職務上しかたないからか、ふたりの距離が思ったより縮まらないもどかしい面も。
週刊ファミ通1862号より
東京ヤクルトスワローズと乙女ゲームのコラボが異色なうえに、作中で描かれる“トップスターズリーグ”も奇抜な設定で、乙女ゲームとしてはとりわけ変わり種な作風。しかしながら、スポーツものの熱い展開やアイドル要素など、野球にくわしくないユーザーでもとっつきやすい内容。球団職員として選手とともに優勝を目指す主人公の立ち位置も、感情移入しやすいはず。攻略対象の9人も個性的。
週刊ファミ通1862号より
異色のコラボなうえに、野球と歌&ダンスで戦うリーグが振り切っていてイイですね。つば九郎や、実在の建物、球団あるあるなどヤクルトファンがニヤリとできる要素も散りばめられていました。主人公の球団職員としての仕事も丁寧に描かれています。ただ、現実味もあるぶん、展開や人物の言動で気になる点もチラホラ。個別ルートは共通する流れもあり、各選手を攻略することで裏側が見えてきます。
週刊ファミ通1862号より
野球×歌とダンスという題材はもちろん、賞金10億円、攻略対象9人など、設定モリモリの意欲作。その反面、共通ルートでは予定調和に感じる展開が多く全体の構造もシンプルですが、個別ルートはしっかり恋愛模様が描かれていてドキドキします。社会人経験が浅いながら前向きな主人公も好感触。もっとスワローズ要素があるとなおよし。スワローズ×オトメイトという異色の試みにプラス1点で計8点。
週刊ファミ通1862号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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