ツインテールの髪の毛を駆使したワイヤーアクションで、ステージを縦横無尽に探索できるのがユニーク。「ココにも行けるんだ！」という移動の自由度が魅力の一方で、到達した場所に何もないこともしばしば。操作キャラクターはかわいく、カスタマイズできるアクションも豊富だが、ステージと敵のバリエーションが少なく感じる。ワイヤーアクションは、爽快にくり出すためには慣れが必要かな。

週刊ファミ通1826号より

かわいらしいキャラデザインや、グラップリングフックのように髪の毛を活用するのが特徴的な、ゆるめの2Dアクション。“巻髪技”による髪を使ったダイナミックな移動が、敵への攻撃も兼ねられるのはナイスなポイントで、テンポよくステージを進んでいける。新たな技を習得し、“技セット”を好きにカスタムできるのもいい。段差を上がるときの操作が、もっとスムーズに行えると、よりよかった。

週刊ファミ通1826号より

立ち絵から抜け出したような見た目のヒロインが、滑らかに動く様子が目に楽しい。多彩な近接技を覚えて付け替えることができるのに加え、ボタンひとつで別の技のセットに切り換えられる仕組みもグッド。各ステージは探索意欲がいまひとつ刺激されない設計で、エリアによる変化も控えめ。とはいえ、隠しアイテムはそれぞれ見返りが大きく、キャラにまつわるレポートも含めて、探さずにはいられない。

週刊ファミ通1826号より

お嬢様の御髪（ワイヤー）が、思ったよりも伸びがある印象。ツボに入ると、入り組んだ地形をアクロバティックに飛び回る爽快感に酔えます。ちょっとした部分でひと手間入る操作性はまだ許容範囲ですが、各ステージのフィールド構成の一本調子ぶりは、物語を進めるモチベーションをじわじわと奪います。ストイックなクリアータイムアタックの種目としてなら、これくらいのシンプルさでちょうどいい!?

週刊ファミ通1826号より