ミストニアの翅望 -The Lost Delight-(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報

菅谷あゆむ
ファミ通公式Nintendo Switch
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8

ダークな世界観をベースにしたスリリングな復讐劇は、強めのファンタジー要素が複雑に絡み合って「そうくるか」と驚きの連続。物語の構成のうまさに加え、探索パートや三者因縁の“迷い路END”、カタブツな設定の主人公といったプレイヤーを物語に引き込む力が強く、没入できる。暗いだけでなくしっかりキュンとする要素もあり、その格差に感情が揺さぶられます。オススメはバッドエンド各種。哀しい。

週刊ファミ通1857号より

ジゴロ☆芦田
ファミ通公式Nintendo Switch
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8

ファンタジックな世界にマッチした繊細なビジュアルが○。主人公が復讐を目的に攻略対象に近付く、ダークさのある物語にドキドキ。彼らのことを知るにつれて心が揺れ動く展開は、王道的ながらグッとくる。進めかたによっては三角関係が発生するのも、好きな人ならそそられるポイントになるかと。屋敷を探索するパートは演出の一環といったところだけど、手掛かりを探る気分を高めてくれます。

週刊ファミ通1857号より

くしだナム子
ファミ通公式Nintendo Switch
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8

復讐を遂げるために、あるいは揺れる心のままに、やさしい男性を裏切り続ける背徳感。ヒロインに共感できるかどうかは別として、非倫理的な行動を堂々と体験できる、またとない機会に愉悦を覚えてしまいました。個別ルートの、ちょっと刺激的でオトナなムードの描写も見物。お屋敷の探索フェーズや、フローチャートを利用できる周回システムが、プレイヤーの真相を追求したい気持ちを盛り上げます。

週刊ファミ通1857号より

戸塚伎一
ファミ通公式Nintendo Switch
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7

粒揃いの妖精貴公子たちのパーソナリティーよりも、“アンチ恋愛脳”とも言える立ち回りをする主人公がどうしたら人を好きになるかのほうに、関心が向かいます(笑)。一度何らかのエンドを見たルートを、パラメーターを自由に設定してプレイできるのは、時短効果抜群です。キャラ単位の攻略の進行とともに、陰謀の全貌が少しずつ見えていく過程は、文学的トキメキは少ないもののスッキリ感を味わえます。

週刊ファミ通1857号より

ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和

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レビュー

平均

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7.7

すべてを奪われた少女の復讐を描く、女性向け恋愛アドベンチャー。主人公は素性を隠し、復讐の候補者である貴公子たちの邸でメイドとして働きながら、真相へ迫っていく。

発売日
2024年7月18日
価格
6,800 円+税
ジャンル
アドベンチャー
メーカー
アイディアファクトリー
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