大乱闘的な“バトル”と“レース”、スタイルの異なる2種類の対戦を、シンプル操作で手軽に楽しめるのが魅力。バトルは、多彩なステージとランダム武器が展開に変化を加えるとはいえ、広めのステージと、賢くはないAIにより、距離を取って戦わないスタイルが有利になりがち。ひとりより複数人数での対人戦でこその作品かな。それゆえ、レースは1位決定後も参加できる要素があったらな、とも。

週刊ファミ通1822号より

シンプルなアクションのわちゃわちゃした対戦は、見た目にもにぎやか。ルールもわかりやすく、すぐになじめる。もとからあるステージが多めなうえ、ステージのエディットもできるのはいいね。ただ、対戦に勝ってもご褒美的なものはなく、決着時の演出も簡素なので、あっさりしている印象。ステージを作っていると、勝利条件にもう少しバリエーションを持たせられたらな……という欲も出てきます。

週刊ファミ通1822号より

短時間で決着する“バトル”と“レース”は、どちらもプレイヤーどうしジャマしあったり、意図せずともジャマになったりで、わちゃわちゃ騒げます。アイテムが豊富に提供されるため、取り合いや駆け引きといった遊びは生まれにくいですが、小難しさがなく、これはこれでアリ。各自が種類豊富なアイテムをつぎつぎに取って、いろいろな特殊効果をおもしろがったり、見せびらかしたりして、盛り上がること必至です。

週刊ファミ通1822号より

“レース”ルールではゲーム勘や慣れがモノを言いますが、“バトル”ルールでのマルチプレイは、参加者全員に見せ場ができる絶妙なバランス。武器や地形による相性がはっきりしていて、かつ、キャラのヌメヌメした挙動が思わぬハプニングを誘発するのがいいですね。ステージエディットの操作は感覚的とまではいきませんが、構成はシンプル。既存ステージのアレンジもできるので、すぐに慣れるでしょう。

週刊ファミ通1822号より