RUINS MAGUS ~ルインズメイガス・コンプリート~(プレイステーション5)のレビュー・評価・感想情報
手を腰に当てて魔力をチャージするなど、腕の動きを駆使した魔法アクションが、リアルに魔法をくり出しているみたいでいい感じ。また、立ち回りにも本作独自の“間”をプラス。一方のフィールド移動は、3Dアクション黎明期のFPSをVRで操作しているような操作感。移動や視点のカスタマイズがあるとはいえ、3D酔いに強くない自分は休憩が必要に。RPGよりはFPSをプレイしている感じに近いかな。
週刊ファミ通1818号より
ファンタジーの世界に入り込み、魔法使いになれるのが大きな魅力。シールドを構えて攻撃を防ぎ、手のひらを敵に向けて魔法を放つバトルは、童心に帰って楽しめる。ジェスチャーも込みで操作が必要なリロードやアイテムの使用は、気分を高める反面、プレイを重ねるうえで手間にも感じた。視点の動きに加え、魔法やアイテムの切り換え操作も右スティックに集中しているのは気になる点。
週刊ファミ通1818号より
ショットのリロードや、グレネードのピンを抜く仕草、魔法の発動など、各種操作がPS VR2 Senseコントローラーにうまく落とし込まれています。一方、移動は操作も動きかたも、どうもしっくりこない印象。率先してヘッドセットを被りたくなる体験かどうかは正直ビミョーですが、遊園地のアトラクションにも似たおもしろさを味わえます。短時間で達成できるクエストをくり返す構成が、VRにマッチ。
週刊ファミ通1818号より
人間型キャラが“そこにいる”という臨場感は、実際に体験する価値アリ。主人公の身長(目線の高さ)を変更できるのもいいですね。戦闘系ジェスチャーは、投てき武器のリリースタイミングにクセがあるものの、3D空間への反映精度はおおむね良好。加えて“本気の移動”が要求されるボス戦の激しさが、ダンジョン道中の戦闘の単調さを払拭してくれます。被ダメージ演出は、もう少し派手でもよかったかも。
週刊ファミ通1818号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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