女鬼橋 開魂路(Xbox Series X)のレビュー・評価・感想情報

卵を守る雨宮
ファミ通公式Xbox Series X
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7

登場人物それぞれの視点で描くホラー群像劇は、操作キャラで変化する同じ場所の“違い”と“変化”が、ジワジワと恐怖を後押し。舞台となる大学のキャンパスや寮などが日本と似ており、台湾の都市伝説を知らなくても、世界を身近に感じられる。だからこそ、英語ボイスに違和感を覚える。幽霊とは、トライアル&エラーの逃走劇になりがちで、何度もミスすることで逆に怖さが薄まってしまう部分も。

週刊ファミ通1814号より

ジゴロ☆芦田
ファミ通公式Xbox Series X
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7

操作するキャラが変わりながら、6人の登場人物それぞれの視点で進行する物語がおもしろい。ただ、考察は楽しみとなるけれども、設定の複雑さもあり、わかりにくいところがあるのはもったいない。漂う不穏な空気や、ゾクッとするような恐怖を煽る演出は、いい感じのデキ。死に覚える側面もあるものの、幽霊から逃げるパートもハラハラします。アイテムを探す場面は、少々おっくう。

週刊ファミ通1814号より

くしだナム子
ファミ通公式Xbox Series X
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6

台湾の“学校の怪談”への文化的な興味をかき立てる描写が魅力的です。各登場人物の視点でお話が進む、工夫された構成ですが、それぞれの事情が深く掘り下げられているわけでないのはB級ホラーテイスト。夜の学校の不気味さ、ドッキリさせられる仕掛けなど、いろいろなタイプの恐怖が味わえます。幽霊との鬼ごっこは、始めこそスリリングですが、くり返すうちに怖さが薄れて、苦行となっていく印象。

週刊ファミ通1814号より

戸塚伎一
ファミ通公式Xbox Series X
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7

“いわくつきの大学校舎”というロケーションのリアリティーが、日常的な小物の丁寧な描写によって高められています。直視に堪えないエグい場面(行為)もあるものの、オムニバス群像劇の中で断片的に語られる情報に、徐々に筋が通っていく感覚は絶妙。ポイント合わせ操作に難がある探索パート、唐突さと行き止まりの数でホラーゲームとしての体裁を保っている悪霊パートのストレスを解消してくれます。

週刊ファミ通1814号より

ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和

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レビュー

平均

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6.7

肝試し大会を企画した大学生たちが、怪奇現象に見舞われる。幽霊から逃れながら大学のキャンパスを探索し、呪いを解く方法を探して脱出を目指すアドベンチャーゲーム。

発売日
2023年8月30日
価格
3,181 円+税
ジャンル
アクションアドベンチャー
メーカー
eastasiasoft
関連サイト
Microsoft Store
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