ミスター・クーのいろいろ(プレイステーション5)のレビュー・評価・感想情報
オーソドックスなポイント&クリックアドベンチャーだが、舞台となる世界と謎解き展開は超個性的! 手描きで描かれたクセ強キャラクターと、プレイヤーの予想の斜め上をいく謎解き&リアクションで先を知りたくなり、自然に画面をいろいろタッチ。文字情報がないことが想像する楽しさを後押しする一方で、奇想天外な味付けの謎解き展開が多いがゆえに、正解を予想しづらく、難度はおのずと高めに。
週刊ファミ通1814号より
ポイント&クリックで進めるシステム自体はふつうだが、滑らかなアニメーションや場面の移り変わりなどの見せかたは、目を見張るものがある。謎解きも個性的で、操作する対象を変えながら解くギミックは凝っていて、予想外のリアクションが返ってくるのが愉快。一方、ヒント機能はあるものの、全シーンに対応しているわけではなく、行き詰まったときは途方に暮れてしまう場合も。
週刊ファミ通1814号より
コミカルでやわらかな動きを見せるアニメーションに見入ってしまう! 味のあるタッチのヘンテコキャラを愛でながら、ひらめきによる世界の変化を楽しめます。謎解きはそこそこ難しく、ヒントはもらえるものの限定的なので、じっくり向き合いたい人向け。いろいろと試すたびに同じアニメをくり返し観るのはじれったくもありますが、「そんなのアリ!?」という正解にたどり着いたときはサイコーの気分。
週刊ファミ通1814号より
ナンセンス全振りのアニメーションの数々が、本作の魅力のほぼすべて。とくに、思いもよらないタイミングや構図で入り込んでくるスペクタクルなシーンには、何度も観返したくなる中毒性すらあります。ポイント&クリック型アドベンチャーゲームとしては、ボタンを連打していれば何とかなる難度設定ではありません。ヒント機能が特定場面だけでなく常設だったら、万人向けになっていたのかなと。
週刊ファミ通1814号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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