御伽活劇 豆狸のバケル ~オラクル祭太郎の祭難!!~(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
おとぎ話から巨大ロボ、そして“うん○”まで押さえたキャラクターが登場するTHE小学生ワールドに、和風コミカルアクションのDNAを感じる1本。LRボタンを押してくり広げる太鼓バチでの攻撃と、“変身”アクションが、箱庭ステージでの探索&バトルに、本作独自の手応えと爽快感をプラス。難度自体は高くなく、日本縦断しながら進めるステージと、得られる豆知識の数々も、ターゲット層にマッチ。
週刊ファミ通1826号より
おとぎ話に登場するキャラや、47都道府県のステージなど、題材がキャッチー。ご当地感を味わえつつ、バラエティー豊富な仕掛けを楽しめます。太鼓のバチで戦うスタイルや“変化アクション”もいいのだけれど、移動が遅めで、毎回スピードアップのアイテムを買いたくなるほど。敵を倒したときに落とす小判が散らばって、拾い集めるためにプレイのテンポ感がちょっと損なわれるのも気になった。
週刊ファミ通1826号より
コスパにも満足できる、掘り出し物の佳作! 各ご当地の名物が打ち出されたステージ巡りにワクワクし、夏祭りのモチーフでデコレーションされたにぎやかなビジュアルに気分がアガります。LRボタンを太鼓のバチに見立てたバトルアクションもノリノリ。3Dプラットフォームアクションとしては、思い通りの操作が可能なうえ、足場から落ちにくい仕様なのが良心的。カメラの動きにも不満を感じません。
週刊ファミ通1826号より
3Dフィールドの見晴らしのよさと、さまざまな地形物にジャングルジム感覚でよじ登れる開放感がいいですね。“各ステージで楽しく暮らしている妖怪たちの平穏を壊す”という側面が強調された演出面にも、稚気を刺激されます。ゲームの全体的なテンポは、自由度を優先した影響か、いまひとつ。各種アクションも丁寧に積み重ねて成果を出すタイプのものが多く、瞬間的な“してやったり感”は弱めです。
週刊ファミ通1826号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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