Skautfold: Shrouded in Sanity(プレイステーション5)のレビュー・評価・感想情報
2Dドットのステージで、ソウルライクな探索と戦いを見事に再現。画面切り換え方式で進むステージ移動が、3Dにはない形での敵出現のいきなり感を演出し、移動時に独自の緊張感と戦術をもたらす。また、暗めの照明が絶妙な位置のトラップをさらに嫌らしいものに。初見殺しの敵も多く、つねにつきまとう死の危険が、敵の攻撃を見極め、隙を突いて反撃を決める戦いを盛り上げる。確かな難度の1本。
週刊ファミ通1801号より
シンプルな2Dアクションながら、『ソウル』シリーズテイストの緊張感のある戦いと探索に自然と熱が入る。不穏なムードが漂うダークな物語も興味をそそります。粗めのピクセルアートで描画される敵の攻撃のモーションや演出は、当たり判定が視覚的にちょっとわかりにくいものも。似たような見た目の部屋が続くエリアは、つながりを覚えるのがたいへんなので、マップは欲しかった。
週刊ファミ通1801号より
ドット絵で表現された作品世界の雰囲気が魅惑的。薄気味悪くも、かつての栄華が偲ばれるお屋敷の探索がスリリングです。ベリーハードな戦闘は、防御や回避を駆使した戦術的な立ち回りと、敵の素早い動きに合わせた電光石火の対応とを同時に求められるのが、ミスマッチにも感じられます。チュートリアルはあるものの説明不足で、敵を相手にしつつ、操作を手探りで習得しなければならないのがキビシイ。
週刊ファミ通1801号より
格闘アクションタイプの死にゲーのおもしろさに私自身、ピンときていないことを差し引いても、地形への引っかかりかたの心地悪さと、プレイ経験の積み重ねにくさで“高難度”を維持しようとする構成は、受容しがたいものがあります。ドット絵に際立ったセンスか、断片的に綴られる物語に想像が膨らむ余地があれば、ぎりぎりモチベーションを保てるのですが……。再スタート処理の早さは、いいですね。
週刊ファミ通1801号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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