笑顔の錬金術師(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
素材を集めてクラフト、住民のトラブル解決といった錬金術師としての営みの楽しい部分を極限までシンプル化。なりきり気分はしっかり味わいつつ、サクサク遊べちゃうのがいいですね。物語パートを別モードに切り離しているため、テンポのよさも秀逸でした。ただその反面、全体的に淡白に感じてしまうかも。ストーリーを読む際に、両サイドの余白が目立っている点は若干気になる。
週刊ファミ通1789号より
ゲームの作りや演出は簡素だが、錬金、採集、レシピの習得のサイクルが楽しい。各キャラのスキルのほか、店、町、採集先などもレベルアップしていく構造で、小さな喜びが連続するのがプレイの手を止められなくさせる。温かみのあるビジュアルや、ほっこりする物語もステキ。イベントシーンで表示される画面両側の余白が寂しいけど、家庭用ハード向けにレイアウトが改良されたUIは好印象。
週刊ファミ通1789号より
レシピや素材を揃えて錬金し、アイテムを売ったり人々に渡したりと、錬金術モノとしてはベーシックながら、そのシンプルさがいいですね。錬金自体も手軽ですが、作れる品が増えていったり、次第に高品質なものが作成できるようになるのもワクワク。素材採集はパネルを開くスタイルだし、町などへの移動もボタン操作で手軽。温かみあるビジュアルや、人々と交流する物語も、ほのぼのして魅力です。
週刊ファミ通1789号より
駆け引きや謎解きはほぼなく、エアーキャップ(緩衝材)を潰すような細かい作業をくり返すだけなのだが、小さな達成感が延々と続くゲーム性で、なかなかやめどきが見つからない。つぎのご褒美が手に入るまでの回数や道のりがわかりやすく視覚化された各演出が秀逸で、「もうちょっとだけ」という気にさせてくれる。丁寧に描き込まれたドット絵も好感触。スイッチ版はタッチ操作に対応してればとも。
週刊ファミ通1789号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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