蒼き翼のシュバリエ(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
シンボルエンカウントや自動移動などが、3DダンジョンRPGの敷居を下げ、遊びやすいものに。豊富な装備やスキルでユニットのカスタマイズに自由度を持たせつつ、ストーリー性に注力。リベンジのため魔王城を目指す戦いと、“食事”や“面談”で生まれる主人公との関係性を通して、ユニットを仲間として強く意識できるのがいいね。移植ベースのため、ダンジョンなどの見た目に時代を感じる部分も。
週刊ファミ通1788号より
王道ファンタジーのストーリーを主軸にして、ゲームの進行に合わせて仲間が加わっていく作りが、ダンジョンRPGに不慣れな人にもわかりやすくていい。目的地への“自動移動”や、バトルですぐさまターンを終えられる“高速実行”など、便利な機能のおかげでプレイも快適。リメイク元であるオリジナル版の作品の発売から10年以上経っているため、端々にちょっぴり古さを感じるところも。
週刊ファミ通1788号より
入門者にはわかりやすさを提供し、経験者にはダンジョンRPGのおもしろいところだけを反芻させてくれる、装飾をそぎ落とした設計が好ましい。移動も戦闘も各種メニューも、すべてがサクサク進み、ストレスフリー。物語は簡潔ながら、想像の余地を残した描写でグッドです。端正で品のあるキャラデザインも好き。仲間との交流要素が、ともすれば味気なくもなるシンプルスタイルに花を添えています。
週刊ファミ通1788号より
決定ボタンの押しっぱなしで高速戦闘できたり、踏破済みのポイントまでオート移動できたりと、ダンジョンRPGとして遊びやすい作り。各メンバーの固有スキルが強力なため、比較的カジュアルに探索できる点もいいですね。恣意的な印象のコマンド体系は、何度もダンジョンを出入りするうちに効率性の高さを実感できます。丁寧に描かれた、メンバーたちとの交流エピソードも攻略のモチベーションに。
週刊ファミ通1788号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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