Children of Silentown(プレイステーション5)のレビュー・評価・感想情報
ビジュアルは独特だけど、ゲームの世界に漂う異様な雰囲気とマッチしていて気に入りました。村の掟やひた隠しにされる怪物の存在など、土着文化ならではの不気味さが徐々に浮き彫りになっていく過程がたまらないです。システム自体はオーソドックスですが、パズル的なミニゲームが複数あるのがいい気分転換。ただ、謎解きのヒントが控えめすぎて、次第に総当りクリックになりがちかも。
週刊ファミ通1781号より
ダークさとかわいらしさを併せ持ったグラフィックが作り出す雰囲気が魅力的。怪物の影に怯え、掟を守りながら人々が暮らす村を舞台にした、不穏な空気の漂うミステリアスな物語も先が気になってプレイの手が止まらない。ポイント&クリックアドベンチャーとしては、ひねくれた解きかたはほとんどないものの、けっこう悩む場面も。歌を活用する仕掛けや、そこで始まるパズルもおもしろい。
週刊ファミ通1781号より
隔絶され、監視社会でもある小さな村の息苦しさが巧みに描かれています。消えた人々や怪物など、大人たちがひた隠しにする謎にも惹きつけられました。たまに道や目標を見逃して迷うこともあったけれど、不思議な歌の力で人々やモノの記憶を覗き、解決するほどに真相に近づく流れもいいですね。合間のパズルはメリハリになっていますが、複雑なステージもあるのでヒント機能があってもよかったな。
週刊ファミ通1781号より
ダークな世界観&ビジュアルを軸に魅力的な物語でグイグイと引っ張っていく。まるで良質なジュブナイル小説を読んでいるかのような雰囲気が心地よい。歌を使った仕掛けをはじめ、“ひと筆書き”や“道つなぎ”といった各種パズルがアクセントとなっており、テンポよく進行するのも◎。ただ、後半は単に面倒と感じるパズルが増えていくのが気になった。救済処置がないので、場合によっては詰みがちに。
週刊ファミ通1781号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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