トリスティア:リストア(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
ひとことで言えば“ワンオペで挑むアイテム作成アクション”。新人バイトの感覚で、つぎつぎに来るオーダーに忙殺されて、気がついたら制限時間終了になることも多々あり。何度かプレイすることで導線配置や作業効率化のコツが見えてきて、それがハマったときの達成感は格別。最低クリアー条件から完クリまでの幅の広さ、ステージごとに変わる工房の配置といった、手応えと楽しさのバランスがいいね。
週刊ファミ通1780号より
素材を組み合わせ、いろいろな加工作業を経て多彩なアイテムを作る工程は、忙しさに夢中になれる。時間内に注文された料理を提供するゲームのクラフト版のようなプレイ内容だけど、目的の品によってはレシピの階層が何重にもなっていて、効率よくアイテムを作っていくことも考えると頭がパンクしそうになるときも。ただ、そのぶんやり応えがあります。会話シーンは、やや冗長気味に思えるかな。
週刊ファミ通1780号より
アイテムクラフト要素を、美少女たちのビジュアルやボイス、そしてファンタジーな日常ドラマが彩ります。ミニゲーム仕立てですが、ヒロインたちに惹かれたなら納得の価格。作業自体はカジュアルでも、クリアーするには効率のよさが求められ、頭も指先も忙しく動かすことが快感につながっていきます。記憶ゲーム的な側面もあり、リアルにメモを取るか否かで、ジレンマに陥ったのはナイショです。
週刊ファミ通1780号より
『トリスティア』の物語が簡略化&アレンジされた会話パートは、テキストのリズムのせいか、内容がスッと入りにくい印象。初読時もスキップで丸々飛ばせる仕様を“救済措置”と言ってよいのでしょうか……。アイテム制作パートは、各装置の性能アップよりも、二重三重の素材加工レシピの暗記またはメモ書き(カンニング)の用意が重要に。ひたすら流れ作業をこなすのが好きな人であれば、ハマるかも。
週刊ファミ通1780号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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