Godlike Burger(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
バーガーショップ経営シミュレーションに、客を殺して肉にするB級ホラー映画設定をプラス。ワンオペで忙しく厨房内を立ち回りながら、“誰をいつ殺すか”という見極めが独自のゲーム性に。トラップを含めた殺害手段も多く、ゲーム自体の完成度が高い。デフォルメされたキャラのリアクションも見ていて楽しいからこそ、気持ちよくプレイするために、もう少し自身の行為に正当性を持たせてほしいなぁ。
週刊ファミ通1773号より
客のエイリアンにハンバーガーを提供しながら、その裏ではハンバーガーのパティを調達するためにエイリアンを手に掛ける一連の流れが猟奇的。注文をさばき、アクシデントに対応するほか、エイリアンを罠にハメたり、死体を隠したりと、作業は大忙し。1回のミスから一気にゲームオーバーになることもあり、ローグライクのようにくり返し最初から挑戦する前提の作りは、きびしめに感じるかも。
週刊ファミ通1773号より
バーガーをきちんと提供するだけでもたいへんなのに、同時に肉まで調達しなければならないなんて! 飲食店運営シムとタワーディフェンスと、どちらにも携わる忙しさに、脳が快感を覚えます。ゲームオーバーでやり直しになっても、厨房機器のアップグレードはそのまま残り、やる気がそがれません。ブラックなユーモアは、衛生面や倫理観で個人的にはちょっと抵抗があり、心からは笑えませんでした。
週刊ファミ通1773号より
つぎつぎと押し寄せる宇宙人客をふたつの意味で“さばく”というブラックな設定が、リアルタイムストラテジー体験の密度の濃さに反映されています。ゲームの進行速度の調整範囲が広く、アクション系の操作に自信がない人も慎重に取り組める点はいいですね。店内設備の強化の進行度は、次回以降のプレイの初期状態に継承されるものの、物語進行はリセットされるため、ゲームオーバー時の徒労感は大きめ。
週刊ファミ通1773号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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