異種最強王図鑑 バトルコロシアム(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
最強生物の育成&異種格闘戦という設定にワクワク。恐竜からムカデまで登場する生物たちの造形の再現度のリアルさとバトル演出にドキドキ。育成システムも某野球ゲームの“サクセス”風で手軽に進められる。2年間という育成期間自体は、長くもなく短くもなく絶妙と思う一方で、ランダムイベントが少ないため、育成が単調な作業になりがちに。大会出場のたびに頻繁に発生するロードも気になった。
週刊ファミ通1775号より
子どもが大好きでありながら大人もワクワクできるテーマが興味をそそります。原作本でジャンルごとに選出された最強生物たちを育成し、種族の垣根を越えて戦わせる、ゲームならではのエンタメ性はおもしろみがある。実況がバトルを盛り上げてくれるのもいいね。演出の高速化やスキップはできるのに、大会で勝ったときのシーンが微妙に長めで、スキップできないのがもどかしく感じるかな。
週刊ファミ通1775号より
オオスズメバチがアフリカゾウに勝つロマン。いやー、絵面のインパクトがスゴいです。育てた生き物と2年で別れるのは寂しいけれど、いろいろな種と関わる機会を提供してくれます。何年も育成に携わるうちに設備が充実して、より強い生物を育てる土壌ができていくゲームサイクルもすばらしい。やめられなくなっちゃいます。バトルにスキップが用意されているなど、テンポよく遊べる配慮にも好感。
週刊ファミ通1775号より
育成パート、バトルパートともに、未就学児でも難なく制御できるシンプル構成(携帯モードでのタッチ操作は非対応)。児童以上になると、実況バリエーションの少なさや、バトルの戦略性の薄さが、物足りなく感じるかもしれません。周回プレイでお金を稼ぎ、育成環境を底上げするのがキモとなる作品のため、「この動物で最強になりたい」といった明確な動機さえあれば、辛抱強く取り組めるでしょう。
週刊ファミ通1775号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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